●ジェット・リー 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ジェット・リー 出演映画 ベスト10

 

香港のアクション代表がジャッキー・チェンなら

中国本土の代表がこの人でしょう。

童顔のジェット・リーもいつしか50代のおじさんに。

この人、ラブシーンはどうも苦手みたいですが、

そこがまた魅力だったりもするのでしょうね。

 

1 ウォーロード 男たちの誓い

壮絶というか、とにかく凄い男のドラマ。野心と義理、良心と裏切り…さまざまな思惑が渦巻く見ごたえあるドラマになっています。戦争の勝った負けたよりも、そこに携わる男たちの複雑な思いがうごめき、見ていてつらくなるほど。いかに戦争というものが厳しいものなのか。そして何を思ってこの時代の男たちは辛い戦争の中に身を投じていったのか。とてもまね出来ません。ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武の豪華共演。

 ウォーロード

 

2 ローグ・アサシン

ジェット・リーが殺し屋、ジェイソン・ステイサムが悪を追う刑事という、一見配役が逆ではないかと思いながら観ていたのですが、これがなかなか面白い!設定そのものはかなり乱暴で、日本のヤクザと中国系暴力団が米国で対立するという、ハチャメチャなストーリー。しかも殺し屋が整形を繰り返して顔を完全に変えてしまうという、実に映画的な設定。そんなめちゃくちゃな設定ではあるのですが、話としてはなかなか面白いです。ジェット・リー演じる殺し屋が、対立する双方に取り入りながら、とんでもない行動に出て行くのです。

 

 

3 ダニー・ザ・ドッグ

5歳の時に誘拐されてから首輪に繋がれて犬のように生きてきたという奇異な設定ですが、ジェット・リーの風貌がそれに不思議とはまっています。モーガン・フリーマンとのコンビネーションもなかなか。簡単に大男を殺

ダニーザドッグ

 

4 エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

山場のアクションシーンの時間をたっぷりとって、見せ場はたっぷり。それぞれにいい場面を作り、大がかりな仕掛けも用意してさすがの迫力で見せています。ところどころにある自虐的なセリフではにやりとさせるなどユーモアも織り交ぜ、気軽に楽しめるこれぞアクション映画。今回は女性メンバーもいれ、色をつけていますし、なんといっても饒舌なトークでまわりをひかしてしまう アントニオ・バンデラスのキャラクターがなんとも可笑しくて、サービス満点。ジェット・リーはシリーズのレギュラーです。

 

 

5 キス・オブ・ザ・ドラゴン

最初のホテルでの逃亡シーン,戦場での攻防、チップス屋での乱闘と見所もふんだん。ジェット・リーのアクションは安心して見られます。それだけに、カット割が無駄に細かい部分が多かったのは残念。すっかり映画界から退いてしまったブリジット・フォンダの汚れ役も見物。

キスオブザドラゴン 

 

6 SPIRIT

やっぱりジェット・リーです。観客の同情を引き込むような童顔の瞳で、切なそうに見つめられると、「可哀想だ、頑張れ」とついつい呟いてしまいます。そういう意味で彼らしい映画かもしれませんが、最もこの映画で見せたかったのはアクションそのものよりも、武術に人生を賭けて生きてきた主人公の生き方、特に死の直前に弟子たちにつぶやく一言にあるように思います。この境地に至るまでにどんな過程を辿っていったのか見せることで、あらゆる戦いに通じる「その一言」の重みが説得力を持ってくるのでした。

 

 

7 エクスペンダブルズ2

スタローン主演のオーソドックスなアクション映画として、無難にまとめ上げた印象です。対立する敵役にヴァン・ダムを配し、残りのアクションスターたちには、それなりの見せ場を作りつつも、あくまでもサポート役。これだけのメンツをまとめながら、作品としても一定レベル以上のものにするには、この形が一番手っ取り早かったように思います。ただジェット・リーの見せ場がほとんどなかったのは残念でしたけれども。

 

 

8 少林寺

まだリー・リンチャイと名乗っていた若い頃の主演作です。若き主人公が仏門に入り、成長していく様子を描いた作品ですが、まだあどけない顔が初々しいです。

 

 

9 ロミオ・マスト・ダイ

黒人とアジア系米国人という点では異色なのかもしれないですが、筋立てはその人種社会を生かしたもので、アクションをメインとする映画にしては、真面目な正攻法のストーリー。ジェット・リーのアクションはまあまあ見所ではあるが、女相手に殴れないと、アリーヤの体を振りまわすのは、どこかお笑いでもあります。

 

 

10 海洋天堂

ジェット・リーもこういう年齢になったのだなあ、としみじみ年月の経過を感じてしまったこの作品、全体としてきれいにまとめ過ぎたかなという印象はあります。死を前にここまで静かな気持ちで過ごせるものなのか、ましては残していく息子がちゃんと生きていけるかという不安と焦りの中、主人公の達観したような佇まいは、実に感服。やや作り過ぎ感はありますが、アクションを捨てたジェット・リーもたまにはいいです。