●尾美としのり 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

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まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

尾美としのり 出演映画 ベスト10



個性派俳優の尾美としのりさんを取り上げます。

若い時代から大林宣彦をはじめ様々な有名監督に重宝されたように、

けっしてイケメンではない普通の人というルックスながら

どこか不機嫌そうで冒頓なイメージが、

色んな作品で生かされました。

ベテランとなって今も脇役として様々なところで顔を見せてくれています。



1 青春デンデケデケデケ

大林宣彦作品。1960年代半ばの四国を舞台に、エレキギターにのめりこんだ高校生たちを描いた快活な青春ムービーです。伸び伸びと楽しむ高校男子たちと、彼らを見守る周囲の温かい目により、とにかく爽やかな作品になっています。尾美としのりは主人公のお兄さん役。



2 転校生

これも大林宣彦作品。尾美としのりの一番の代表作といってもいいかもしれません。小林聡美演じる幼なじみの女の子と心と体が入れ替わってしまい…という瑞々しい青春ファンタジーの傑作。この若き二人の演技を引出した大林監督の演出がまた見事で、尾道の生活感あふれる背景や夏の匂いとも調和して、観ている方も映像の中に入り込んでいるような気分にさえなりました。


転校生


3 台風クラブ

相米慎二監督作。台風が近づいているある地方都市での中学生たちのある夜の出来事を描いた作品。どこか人のテンションを高めるようなところがある台風が引き起こす非日常的な空気感をうまく表現しています。尾美としのりは工藤夕貴演じる女子中学生をナンパする大学生役。



4 ジェネラル・ルージュの凱旋

中村義洋監督の医療サスペンスシリーズの第2弾。堺雅人が熱い医師を文字通り熱演していますが、現代病院の抱える問題を浮き彫りにしたテーマ性も盛り込んだ作品になっています。尾美さんは病院事務長役。


ジェネラルルージュの凱旋


5 翔んだカップル

相米慎二作品。若手4人のみずみずしい演技と相米の感性がうまくマッチして、青春映画の佳作といえる作品になっています。カメラも長回しを多用、また人の視線を追ったようなカメラの追い方など、新鮮な使い方をしていてかなり印象的。鶴見辰吾演じる主人公の友人で、薬師丸ひろ子演じるヒロインに気があるという役どころで尾美としのり氏は好演。



6 それでもボクはやってない

そして周防正行監督作。ドライ且つクールに法廷シーンを中心にしながら裁判を順に追っていき、さらに必要以上に感情を煽るような演出を排除することで、現在の日本の裁判制度の矛盾や問題点を客観的に指摘するような作品として、完成度は高いです。尾美氏は検事役。


それでもボクはやってない


7 ダウンタウンヒーローズ

こちらは山田洋次監督作。終戦直後で教育制度が変わったばかりの時代と言う背景がまずノスタルジーを誘います。木造校舎、舗装されていない道、不揃いの制服…それでも新しい時代を前に夢を膨らませながらも、不器用に道を探っていこうとする若者たちのエネルギーが溢れてくるようで、もはや今は亡き時代の熱さのようなものが伝わって好感を持てました。尾美としのり氏は寮生活をする高校生4人の一人として出演。


ダウンタウンヒーローズ


8 ミラクルバナナ

貧しくても明るく希望を持って生きているハイチの子どもたちを見ていると、幸せとはなんだろうと、考えさせられます。勉強したくても紙さえなかなか手に入らない、そんな彼らが紙を作ることができるようになった喜び。ヒロインの小山田サユリの生き生きした表情が素敵で、ついつい応援したくなってしまいました。尾美としのりはサラリーマン役。



9 恋の門

松尾スズキ監督によるラブコメディです。ここまで突き抜けていればすべて許せてしまうというようなナンセンスさがなんか楽しいのです。ヒロイン役の酒井若菜が好演。主人公のバイト先の会社幹部役で尾美としのり氏は出てきます。



10 時をかける少女

またもや大林組。原田知世のぎこちないながらも初々しい演技が印象的な青春ファンタジーです。主題歌もヒット。その原田知世演じる主人公のクラスメートを尾美としのりが演じています。


時をかける少女


11 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日

12 略奪愛

13 さびしんぼう

14 釣りバカ日誌4

15 廃市

16 ありがとう

17 ラブホテル

18 姉妹坂

19 たそがれ清兵衛

20 ふたり