加藤雅也 出演映画 ベスト10
イケメンという言葉がない時代からの典型的なイケメン俳優。
ただし主演タイプというよりは、脇役で存在感を発揮することが多いのですよね。
モデル出身ということで長身でスタイルをいつまでも保っています。
1 アンフェア the answer
随分大胆で奇想天外な展開ながら、このシリーズの個性を生かした面白い映画になっていたと思います。ドラマを映画化したり、或いは続編を作ったりすると、無理にスケール感を増そうと、その作品本来の良さを潰してしまうケースがよく見られますが、その点ではうまく処理できていたのではないでしょうか。最後に来てのどんでん返しとさらなるどんでん返しにも意表を突かれましたし、もちろんそこには「そりゃないだろう」と突っ込みたくなるヒロインの行動もあったのですが、所詮は娯楽映画ですしね。加藤雅也はレギュラーの一人。
2 大失恋。
豪華キャストによるアンサンブル・ラブ・コメディです。とにかく多くの俳優さんたちが遊園地を舞台にデートしたり遊んだりを観ているだけでも楽しい気分になります。加藤雅也もそんなキャスト陣の一人。
3 イン・ザ・ヒーロー
日陰の仕事を一途に続けてきたアクションばかが、有望だが生意気な新人を教える中で、自らの生き方を見せつけることで新人の成長と家族再生へ繋げていくというストーリー。しかし仕事に対する想い、熱さ、そして彼を慕う人々をひきつける魅力がスクリーンからきちんと伝わってきて、好感のもてる作品になっています。社会には表で中心となって活躍する人もいれば、影でコツコツと支えていく役割の人もいて、それでお互いが成り立っているということ。映画のラインプロデューサー役で加藤雅也は出ています。
4 新宿インシデント
宣伝文句どおり、今まで見たことのない悪に染まるジャッキー。不法入国し、人を殺し、ヤクザに加担。しかし根っこの部分はやっぱりジャッキー。薬に手を染める仲間を許せないのですね。それで安心したというか、惜しかったというか。作品としてはなかなか面白かったです。加藤雅也はヤクザ役。
5 アンフェア the movie
特に終盤は目まぐるしく変わり、一見こいつが怪しいと観ている者を思わせておいて実は…という点などは、サービス精神も旺盛です。私も騙されました。芸達者の俳優を揃え、客を呼ぶためにスターを集めただけという「安易」な作品にはしたくないという意思を感じました。
6 王手
賭け将棋の世界を描いた阪本順治監督の初期の頃の作品。将棋を取り上げていますが、知らない人にも分かるようになのか、盤上の駒の動きはほとんど触れられません。その点で将棋を知っている人にとっては物足りなさは残りました。赤井英和演じる主人公の幼馴染でプロ棋士を目指す青年を加藤雅也が演じています。
7 君は僕をスキになる
トレンディドラマの匂いプンプンのラブ・コメディです。クリスマスを舞台にした浮かれ気分にはバブル時代真っただ中という感じですが、今観るとそれが当時の世相を映し出した貴重な映像にも思えてきます。男女各2名の恋模様を描いていますが、その中の一人として加藤雅也も参加。
8 226
正しいと信じたこと、日本をよくしようと思ってしたこと、それらが自分たちの思うような結果を得られなかったときの、若き士官たちはいったい何を思っていたのか。教科書にも載る226事件のその後を通して、軍事国家下がそこで生きた人々に何をもたらしたのか、厳しすぎる悲劇を実直に描いた作品です。この事件の裏側を少しでも知ることができた、それだけでも意義のある作品でした。加藤雅也は坂井中尉役。
9 BROTHER
北野映画にもヤクザ役で出演しています。やくざの抗争と兄弟愛、あまりにも無慈悲にあっけなく殺人が意味もなく繰り返される様子は、北野らしさではありますが、温かみもユーモアも皆無で、好感は持てません。
10 THE LAST MESSAGE 海猿
多少無理があっても強引な力技で感動まで持っていくのが海猿シリーズの真骨頂だと勝手に解釈しているのですが、今作はわりとオーソドックスに無難な作りになっているような気がします。家族愛、使命感、国家と人命の秤かけ等々、色んなところで使われてきた要素を適当に入れ込んで、それなりにあれこれ詰め込まれたものを作ってみましたという感じがして仕方ないです。ガスプラントの設計主任を加藤雅也が演じています。
