●中村獅童 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

中村獅童 出演映画 ベスト10



映画に出演する歌舞伎役者は多いですが、

中でも数多くの作品に出演しているのが彼です。

個性的な風貌もあって、他の俳優ではなかなか真似できない存在感、

そのあたりが重宝されているのでしょうね。



1 銀の匙 Silver Spoon

好感度の高い爽やかな青春コメディ。ここのところ立て続けに作品が公開されている吉田監督、ちょっとひねった感じの作品群とは違ったストレートな味わいながらも、コメディ映画をきちんとまとめ上げる力量に改めて感心させられました。高校生ながらそれぞれが背負う物を抱えている生徒たちに、ともするとどこか説教臭くなりやすいところを、硬軟緩急を使い分けて、笑えて泣ける作品に仕上げていたと思います。獅童氏は馬術部顧問の先生役。


Silver Spoon 銀の匙


2 阿修羅のごとく

豪華キャストで落ちついた中にユーモアがふんだんに散りばめられた良作に仕上がっています。キャスティングにどこか森田らしさを感じるが、一部を除く女優陣は実力は分かっており、安心して観られる演技を見せてくれています。その中で中村獅童の大袈裟な演技はやや浮いた印象が残りますが、時代設定も変えずに昭和50年代を舞台として描いたことが興味深い。電話の音や髪の毛の色などに、時代を感じさせられました。


阿修羅のごとく


3 硫黄島からの手紙

日本人ではこの映画は作れなかったと思います。敗戦したわが国がその負け戦を描くとすると、どうしても叙情的になるか、言い訳がましくなるか。いずれにせよ、と兵士たちの戦いぶりをやや距離を置いた目線で淡々描くような映し方は、なかなか日本人が日本人を描くときにはできないのではないでしょうか。それでいて、当時の日本で「美しい」とされていた生き様、死に様をきちんと敬意を持って描いていることに感心しました。渡辺謙演じる主人公に反感を持つ軍人役で中村獅童は出演。


硫黄島からの手紙


4 ピンポン

中村獅童の存在を強烈にアピールした作品はこれでしょう。キャラクターは漫画チックで、高校生にしてはごついライバルなど、漫画の中にしか存在し得ないであろうキャラクターをそれぞれの俳優がなりきっているのがすごいところ。ただ物語そのものは題材が卓球というマイナースポーツを扱っているだけで、よくあるスポーツサクセスものの王道を踏襲してはいます。卓球の権化ドラゴン役の中村獅童氏。


ピンポン


5 日輪の遺産

敗戦直前、罪のない少女たちが時代というものに命を奪われることになった悲劇を描いた作品です。全体としては佐々部監督らしく実直でストレートなドラマに仕上がり、テーマも分かりやすく伝わってくる作品になっていました。ただ山場の描き方がやや淡白だったかもしれません。極秘任務を遂行する軍人の一人を中村獅童が演じています。


日輪の遺産


6 同窓会

同窓会の企画と入院にまつわる騒動を描いたおかしくもほろ苦いコメディ。とにかく最後のオチが強烈なオチでした。高校時代のフィルムと今とを交錯させることで、過ぎ去りし青春時代の懐かしさがこみ上げてくるような作品に成っています。特に高校時代の雪を演じた尾高の笑顔がなんとも愛らしく、恋心がよく伝わってきました。ただ獅童氏はちょい役。



7 いま、会いにゆきます

中村獅童が竹内結子と夫婦役を演じたラブ・ファンタジー。34はずっと退屈。しかしそれはその後の14のための伏線だったということ。最後にあっという種明かしが展開し、すっかりやられてしまいました。とにかくうまい、そしてずるい。結局は運命的な出会いを描いた恋愛映画で、題名もまさにそのオチをさしていたのだとわかったときは、参りましたと、でした。


いま会いにゆきます


8 レッドクリフ Part

前振りである1作目を受けての2作目ということで、戦闘シーン中心に迫力ある映像。かなり娯楽に徹したつくりで、時代劇としては派手すぎるぐらいな印象で、うそっぽい感じになってしまっていますが、それもジョン・ウーらしさなのでしょう。良くも悪くもアクション大作です。獅童氏は特別出演。


レッドクリフPartⅡ


9 男たちの大和 YAMATO

現代のシーンから回想に入っていくことで、誰が生き残り誰が死んでいくか結果が分かってからドラマを観ていく形になるため、中間のドラマが重要になってくるが、2時間ちょっとという中に色んな人物のエピソードを詰め込みすぎて、一つ一つの描き方が浅くなってしまったのが残念なところ。しかし全体としては大作らしく手堅くまとまっています。


YAMATO男たちの大和


10 ハチミツとクローバー

言ってしまえば、片想い応援映画というところでしょうか。原作漫画は全く知らないので映画単独としての評価にはなりますが、あまり奇を衒わずにオーソドックスな作り方をしている、その点では好感が持てますが、その分あとに残るものはあまりなかったかもしれない、そんな映画です。片想いの切なさをどこまで観ているものに伝えられるかということ以上に、それでもそのどうにもならない思いを乗り越えて前向きな気持ちさせてくれるか、そんなところに主眼をおいて作られていたように感じました。修復士の役で獅童は登場。


ハチミツとクローバー



11  ICHI

12 SPIRIT

13 星守る犬

14 いぬのえいが

15 レオニー

16 レッドクリフ Part

17 R246STORY

18 アイデン&ティティ

19 ハードロマンチッカー

20 恋人はスナイパー



番外 デスノート (声の出演)