被災地の復興はぜんぜん進んでいませんよ。
端から見れば瓦礫がきれいに整頓されたとか
仮設住宅に住めている人達が多いとか
ちょっと見には進んでいるようにも見えます。
否、見せられていますかな?
実際に行ってみれば自分の住むところを
奪われたまま、生まれ育った場所を失い。
親兄弟を亡くし、友人をさらわれた多くの人達
外からはうかがい知れない
心の中に傷を負った人達が今もたくさんいます。

昨日は震災復興スペシャルのような番組を
各社が放送していました。

一年がたった今の時期だからこそこれほどの
篤い報道があっても、また、災害が起こった頃は
各社、毎日のように取り上げていても、
どんどん人の心が離れていくように被災地の
ニュースは減少していき、思い出してご覧なさい
1ヶ月、2ヶ月前・・・。
被災地のニュースは探すのが難しいまでに消え、
一方で苦しむ人がいる中で、お笑いの娯楽番組
ばかりの、おふざけな日常の中にいる現実。

これでは政治家もメディアも政治自体も
国民は信用しなくなります。
国民が国家が信用できないなんていけません。
信ずるべき国家でなくてはいけません。
人の倫理、社会は善であること、
人は尊厳を持ち続けることが必要なのです。
誰かのために働くことって必要なのです。
我々は皆、個人主義に陥ることなく
博愛でいたいものです。