ずーっと昔にテクニクスのCMで薬師丸ひろ子さんが
ヘッドフォーンで音楽を聞きながら涙を流すCMがあった。
当時、バリバリのアイドルだった薬師丸ひろ子が出演した
事もあって注目された。テクニクスのCMである。

曲名は邦題「ハートの詩が聴こえるか」
英語のタイトルは「Can't you hear the song of my heart」
演奏はジャップスギャップス、歌唱は僕、つのだ☆ひろ
作・編曲もつのだ☆ひろ

この映像が見たいと思い立ってYoutubeやニコ動などを
探したものの見つからなかった(削除されていた)
でも、気がついたのはそのCMに使われた曲について
興味を持っている人が多かったこと、
また、誰が歌っているのか知らないが記憶には
残っているという事実。

自分の書いた曲がヒットもしていないのに、記憶に
残るほどのメロディー(又は歌)であったのは
音楽家冥利に尽きるというものだ。
思い出せば、このころパナソニック(ナショナル)の
CMをたくさんやっている。

秋ひとみが出ているナショナルラジカメ(注、ラジカセ
ではなくラジオとカメラが合体した旅行に最適なもの)
だったり他にもステレオG7や掃除機にいたるまで
いろいろだ。

あまり知られていないが僕はCMの作家でもある。
記憶しているだけで少なくとも50曲くらいは
世に出ている。その流れでナレーションや歌唱でも
100を越える作品を残している。ベバレッジ、食品、
コスメティック、薬品、自動車、電気製品、運輸、
アパレル、通信など種類も多岐にわたっている。

コマーシャルフィルムはそれほど数がない。

ジョイマークデザイン(歌唱, 出演)
グンゼYG(出演)
フィニッシュコーワ(作詞, 作曲,歌唱, 出演)         
コカコーラ(歌唱, 出演)
カルビー・ポテトチップス(出演)
日水アメリカンホットドッグ(作詞, 作曲,歌唱, 出演)
リクルート“タウンワーク”(作詞, 作曲,歌唱, 出演)

それでも楽しい仕事をさせて頂いて、作品を後世に
そして人の心に残すことが出来るのだから
これほど嬉しい職業はない。