まず、このヴァージル・ドナティーと言うドラマーを説明するのが難しい。
興味のない人には意味のない人ですし、興味のある人はまあそれなりに、
と言う感じかな?
まず超絶テクのギターリスト、スティーヴ・ヴァイのバンドにも以前いて、
今はこれまたファントムXというバンドで活躍中の馬鹿テクドラマーである。
こいつがアジアツアーからロスに帰る途中に日本によっても良い的な発言、
それじゃワイルドでドラムクリニックを開催してやろう。・・・みたいな
話に急遽もりあがってチラシを作り、参加者を募ったところ、なんと50
名もの人が押し寄せて、盛況の内に大成功で幕を閉じた。

通常のドラムクリニックだと人気ドラマーなら人気なほど、クリニックの
会場が広い。広い会場だと結果、何をやっているのか微細なところは見え
なくて当たり前。ドラムの後ろに回ってセットの状態がどうなのかだとか、
横に寝そべって足首の使い方がどうだとかは、とても見ることが出来ない。

でも、僕がプロデュースするクリニックは参加者に優しいですよ。
見えるところまで移動して良い。だからデモ演奏中に横に寝そべって、
写真を撮ったりすることさえできる。これって画期的なんですよ・・・。

それからQ&Aでくだらない質問をカットして有意義に進めるために、質
問は事前に提出し、僕が先に目を通して、有意義な質問をするわけだ。
・・・で、クリニックは大成功。めでたかった。ホントに。
これでこんな企画またやれそうです。めでたしめでたし。