「Tokyoという片隅」
エレガント系のロックソングとでもいうのがわかりやすいのか、逆に複雑なのか・・・
ビートは強めで表現していますが、持っているメロディは優雅さのあるマイナー調、歌ってて気持ちよくなる自己陶酔しやすいメロディーとなっています。
この曲で言いたいメッセージは一つ「時は止まらない」ということです。
タイトルにも歌詞の中にもTokyoと入れましたが、これは都会の代名詞であって、この場合の都会が指し示す意味合いは 「世の中のシビアさと正直に生きることの難しさ」ということです。
学校では真面目に生きなさい!とか、正直に生きなさい!って教わるけど、世の中見渡すと楽しそうにスルスル生きてる奴がいっぱいいるように見える。
そんな感覚を曲にしてみました。
実際は「隣の芝生」状態で、そんなに簡単じゃないのが世の中なのかもしれませんね。
芸能界で生き抜かなきゃいけない彼女たちにとっても、他の事務所、他のグループ、他の職業はなんかよく見えるのかもしれませんが、ハングリー精神をバネにがんばってほしいです。
しかし実際はこれも「隣の芝生」状態なのかもしれませんがね。
ただ、思いたったが吉日。若いうちは少々失敗して初めて身になるんだと思います。
勇気をもって突き進んでほしいなって思います。
「The Vision」
鈴木が卒業しますね。
9期から2人も卒業。時間は流れています。
どんなみんなにも、やはり頭の中に素敵な未来のVisionを思い描いてほしいなと思い作品にしあげました。
近畿大学の入学式でも触れましたが、どんな未来を想像出来るか、という点ですね。
僕もアマチュアバンドの時に「日本一になってやる!」って思ってた。
あのスケール感を「世界一になってやる!」って思ってたらどれほど違う人生を歩んだだろうかということと同じく、メンバーたちにも少々大げさでもいいからどデカい
Visionを頭に描いて、それに向かって手探り状態ででもいいから突き進んでってほしい、そう思うばかりです。
今までも無駄なことなど一切なく、全ての経験がこれからに繋がっていく。
いや、繋げてってやる! それくらいの強さでこの曲を歌ってってほしいです。
ゆったりのミディアムテンポに聞こえるとは思いますが、サビの譜割りなんかはかなり細かいし、リズムも難しいですよ。
曲のリズムをしっかりキープしてないとダンスにも顔の表情にもこの曲の本来のスケール感が伝わらないと思います。
ステージでも、優雅にリズミカルに軽やかに歌って舞ってほしいなって思います。
卒業してゆく鈴木も不安や希望いろんな心境だとは思いますが、
いや、もしかしたら鈴木はここからの自分を大いに楽しみにしているかもしれません。
9期オーディションの時に見せた、あの余裕の態度。
あの感覚でこの先も進んでいけばきっと彼女はどんな現場にでも対応し楽しみながら乗り越えていくんだと思います。
年齢的にもまだ子供扱いされる面も多い中でのモーニング娘。としての活動でしたが、大人の年齢になっていくので、自分の責任でもあるけど、自分の人生として、本当に楽しんでってほしいなって思います。
そして振り返る時が来たら、「ああ、あの頃の私も好きだな」ってそう思えるようなラストスパート期待しています。
ファイト!