1型糖尿病の知り合いなんて、彼女しかいなかった。
久しぶりに会って話を聞く。
発症発症3年前。
トイレで尿が泡立っていたから、蛋白でも下りてるのかな?と持っていた試薬の紙で調べてみたら、糖の色が真っ黒だったから、
慌てて病院へ。
1型糖尿病と知る。
入院して糖尿病のことを勉強して、
食事を1日1500kcalに制限するように指導を受けた。
カロリーを抑えなくちゃいけないって、
無理な食事制限を1年間続けることになる。
「私の場合は100kcalに対して一単位なの。」
と言っていた。
食べたいものが食べられないストレスを1年間頑張った。
その後、病気の理解を得られず解雇される。
その後の就職先の人間関係にも悩んで、
ストレスにストレスを重ねて
一気に過食へ。
過食症で入院。思うように血糖値をコントロールできずに「死にたい。」って思うようになってしまう。
インスリンを全く打たないという行動に出て、
合併症で入院。
今、やっと新しい職場でスタートを切った。
話を聞いていて、病院によってこんなにも違うんだとわかる。
びっくりだった。
本当にびっくりだった!
彼女の通う病院は、大学付属の病院で、
最初担当の先生は、
テレビにも出演するくらい糖尿病では有名な方らしい。
1型糖尿病をきっかけに、
心まで病んでしまったようで、話を聞いていて心配になるけど、下手な言葉をかけられない。
「血糖値の測定の機械は600をこえると測定できないのよ。私1日に一回は測定できなかったりするの。」
「今朝は98だった。」
「20を下回ると命が危険らしいんだけど、20近く下がる低血糖なんて、なんども経験してるの。」
「糖尿病と診断された時に、普通の人より10年は寿命が縮まったと思って下さいって言われたの。
今だって、いつ死ぬかわからないって思ってる。」
1型糖尿病きっかけに、心を病んでしまったように感じた。
10万人に1人っていう1型の、孤独に向き合う大人が
知られることなくいるんだろうなと思う。
大人になってから発症の人のための患者の会みたいなものはないのかな?と思う。
仲間がいたら少しは救われるだろうに。
彼女が血糖値を上手くコントロールできるような日が来ますようにと願う。