昨日は友人と会う約束をしていた。
2年前くらいに数年ぶりに電話がかかってきて、
その電話の向こうで泣いていた。
死にたいほどに辛いんだという訴えが、何度も繰り返されていた。
その後も時々電話があって、
そして泣いていた。
その苦しみと同じような状況の自分には痛いほどにわかるだけに、
電話を切った後とても疲れて、気分も落ちてしまう。
ある日、彼女に言った。
「マイナスを吐くだけなら、話しはできない。」
受け止めるだけの余裕が私になかったから。
その後、彼女はマイナスを吐くのを控えているみたいだった。
「悔やんだって何も変わらない。できることを考えようよ。」
自分にだってそう言い聞かせているくらいだから。
「見捨てないで。」
何を私に求めているのかと何度も思った。
やめてくれ!友人関係に見捨てる見捨てないってあるのか?
私に彼女を救える力などない。
昨日、久しぶりに彼女に会った。
天気も良かったのでドライブに誘った。
お店で永遠と続く彼女の話を聞くよりも、移動したりしながら聞いている方がいい。
検索して少し離れた美術館に行くことにしていた。私は絵を見るのも好きなのだ。
高速を走って小さな美術館に行った。
静かに絵を観てまわる時間は癒しだった。
急ぐドライブでもなかったので、のんびり下道を走りながら帰る。
途中、通り道近くのホテルの会員権を持っているという話になった。
母の日のプレゼントとしてご主人が買ってくれたというのだ。
随分昔の話だ。
聞いたことのない彼女の話を聞くことになった。
穏やかな日々の中の浮き沈みではなくて、
輝くような日々と、漆黒の闇の中のような落差。
人生とは本当に何が起きるのかわからない。
それでもやっぱり進むしかない。
じっとしてても、時間が背中を押していく。
「結局、自分で何とかするしかない。」
彼女はそう言っていた。
悔やんだって何も変わらないし、
怒りの矛先を変えたって、何も変わらない。
先を見たって悪い想像ばかりで
ろくなことがない。
私に与えられてるのは、今。
今を幸せに生きていきたいと思った。
