正月サーフインツアーの熱い想い出


「お―ぃ全員いるか?」出発は昭和四十六年十ニ月三十日神戸港である。三十名くらい集まった俺達に人々の目が集まる。なぜならもう酒が入って大きな声で歌っているからだ。「さあ乗船だ」それぞれコート又は手皮を持ち、宮崎力―フェリ―に乗込んだ。すぐ寝る。明日は波が有ると信じて・・・。 十三時間くらい船に乗るともう宮崎の日向港だ。揃えた四台のバスに朝日が光る「いこうぜめ初めは金ケ浜ドライブインポイントだ。日向市街を抜けて(十キロ)しばらく行くと中央と石に岩場のあるビーチタイプのサーフポイントがある。「ワァ―」全員が声を上げた。

なぜならハワイ級のビッグウエーブがあったからだ。6フィ―トから8フィートのレギュラ―ウエーブだ。でも風が悪ぃ。すぐにマウンテン、ターザンが海に?消えて行った。波の和が多すぎる。100メ―トルくらぃまでは簡単に出たが海に向って右の万にどんどん流されてぃる。ターザンが帰って来て、ポイントを替えようなどと話してぃる内に、いつのまにかマウンテンが沖の出しに乗っていた。もう豆粒くらいの大きさになっている。その辺はセットで7フィートから8フィ―トの波がブレイクしている。全員が見守る中でティクオフしようとしているのだ。タメだ板がが短かすぎる。オンショァ―でブレイクする中で、白波で帰って来た。今日は日向灘に低気圧が来ているので金ケ浜ではダメだ。耳川の河口によぃ波があると聞いた。耳川ポイントは金が浜から宮崎方面(5キロ)に向うと僑がある。その下に玉石の海岸があり、テトラポットが突き出てぃる。その先から右に40メ―トルの所にフ ァンタステックな4フィートから5フィートのマシンウエーブがでてぃる。手前がパイプラインになっており時々パイプに入るサ―ファ―が見えた。このポイントのすぐ近くに国民センタ―があり、その近くの民宿美々津で宿をとったが親切で料理がよく、安くて最高の場所だった。皆さんももし日向に行ったら寄って下さ い。翌日宮崎の青島に向けて出発。日向から車で2時間半くらい走り宮崎市街を出るともう青島だ。神社で初参出をしてから近くのサーフポイントを見る。が波が悪ぃ。今度は日南海岸へ向けて走った。20キロくらい南に行くと大きな、港がある。その中央に又々レギュラ―の4フィートから5フィートのロングラインの波がフレイクしてぃる。水は吹いこまれそうな美しい淡ぃブル―である。全員が入ろうとしている時、何か言い争っているサ―ファがいた。裸でできるかできないかである。今は正月であるのに!!2人がトラクスだけで30分くらい波乗して平気な顔して、伊良湖より暖かいなどといってぃる。我クラブ員がバカな子の為、裸の問題が起るのだろう。帰りに金ケ浜に寄ったら3フィートから4フィートのレギュラ―が岩場近くでブレイクしていた。俺達の旅は終った。最高の波と景色が、そして女が………

ロコ・ライタ―ス 名古屋サーフクラブ


(全て原文のまま)

サーファーは今も昔も変わりません・・・・・・ですね。


2024 武藤恒志