1974年

第2回西日本サーフィン選手権大会

1974年 2th WESTJAPAN SORFING CHAMPIONSHIP

愛知県渥美郡赤羽根海岸

昭和49年7月27日(土)7月28日(日)

主催:ロコ・サーフライダース   名古屋サーフクラブ

後援:中部経済新聞社  赤羽根観光協会

協賛:名鉄百貨店  名鉄セブン

取材:中日スポーツ 東海テレビ

(全て原文のまま)


このパンフレットでは様々なことが良く判る、挨拶文の中にこの1974年の時点で「伊良湖のサーフィンもかれこれ六年になります」とある。これは恐らくターザンが始めたのが1968年だったから出た計算なのだと思う。また表紙のデザインにはローマ字で「IRAKO」と書かれている。最近よく聞かれたり話題になっているのだが「伊良湖」ってどう読むのが正しいのか?恐らく正しい発音は「IRAGO」だと思うのだが私が知る限り創世記のサーファー達は皆「IRAKO」と読んでいた、僕の場合GODDESSにいたから石塚義雄にも、また同じレギュラーのせいか仲の良かったターザンこと阪野益治もやはり「IRAKO」と発音していた記憶がある。これはつまり創世記の名古屋のサーファー達が誰も「伊良湖」を正しく読めなかったせいだと思う、まあこういうことも歴史の一面なのではなかろうか。もうひとつ同じような例だが、ロコポイントの名前の由来はターザンがお店の名前から取ったと言われている、それじゃロコサーフショップの由来はというと海外ローカルのことを良くロコと呼んでいたからだとターザンから直接聞いた事がある、しかし・・・それならば本来「LOCAL」なんだから「LOCOSURFSHOP」にするべきだと思うんだけど、これまたターザンがローマ字読みで「LOKO」にしてしまい、そのままになったとのこと、つまりロコポイントはあくまで「LOKOPOINT」なのだ。こういうことは正しいとか間違っているとかのレベルではなく全てはその時点での流れであり、今となっては歴史でありいずれ伝説になってしまうことだと思う。ちなみに先日発見された1979年のPOPEYE伊良湖特集でも「IRAKO」となっていた。


2024 武藤恒志