ここまで調べていて気がついたことは、やはりサーフィンを始めるのは多感な青春時代であったということだ、ほとんどの人達が18歳~19歳でサーフィンを始めている、これは同時に湘南とか千葉とまったく違う環境にあり、名古屋から伊良湖までの長い道のりの移動手段として当時から車が不可欠なため、当然免許書の有無が問題となったことでもあったはず。そんな中で彼だけは特殊な環境にあった、大学2年になり車を持ってサーフィンを始めた兄に連れられて若干15歳という若さでサーフィンを始めた、通称「マーボー」と呼ばれる日比野雅康は当然のことでその若さ・センスでサーフィンの上達は目覚しく、71年以降の伊良湖では大会優勝の常連であり、また早期にプロとなり活躍していた。ただ兄さんの話によると、1971年の全日本にはまだ出場していなかったそうだ。当時のレベルからして出場したのは光彦さんと石塚くんだと言われたが、これに関しては今だ確証が無い、NSAにも問い合わせているが予選の記録がまだ見つかっていない。真ん中はロングビーチ岩場のアウトでサーフィン中のマーボー、右はロングビーチでのチューブイン。


2024 武藤恒志