START/河口湖大池公園<15:00:00>A1/富士吉田市工業団地<17:21:17>  区間距離:18km

さぁ、いよいよ長い旅の始まりです!
鏑木毅さんや三浦雄一郎さんらと固い握手を交わして河口湖大池公園をスタートしました。


河口湖大橋はこのイベントの為に1時間も通行止めとなっており、沿道にはたくさんの方が声援を送って下さってました。
後ろを振り返ると雄大な富士山の姿が見えます。富士五湖チャレンジの時には拝めなかった凛々しい姿です。
気がつくとかなり後方ですが、でも旅は始まったばかり。焦る必要はありません。

河口湖を背にし、林道を登っていきます。ここはまだまだ元気!ゆっくりと走りながら徐々に順位を上げていきます。周りの皆さんは「あとどのくらい登るのだろう?」と話していましたが、私はガーミンがあるので距離・高度共に把握できています。一緒に走っている方に「あと○kmですよ」と話しながら登っていきます。いろんな方と会話しながらでしたので比較的はやくピークを迎える事ができました。右手には時々富士山がくっきりと姿を見せています。

少し下った先で何か冷たいものが背中からポタポタと・・・・・。一気に顔から血の気が引きました。慌てて立ち止まり、リザーバーをチェック。一番怪しいいホースとのつなぎ目は問題ありません。どこから漏れてる?こんな序盤でリザーバーが使えないとすると、リタイアしか選択の余地はありません。念入りにチェックすると、なんと上のスライドするキャップが取れてしまってます。幸いにキャップは落ちない様になっているので、再度セットして難を逃れました。その様子を見てフランク翔太さん、Kさんが心配して声をかけて下さいました。ありがとうございました。

下りも比較的快適に走っていきます。でもまだまだレースは始まったばかり。飛ばしすぎない様に注意しながら下りていきます。登りよりも下りの方がダメージが大きいので慎重にならなければいけません。

最初のエイドの富士吉田市工業団地では鏑木さんが「たくさん食べてエネルギーとって下さいね~」と出迎えて下さいました。選手を応援する方々もたくさんいらっしゃいました。ここでは名物の吉田うどんを頂き、5分程で次の二十曲峠を目指してスタートしました。

A1/富士吉田市工業団地<17:21:17>A2/二十曲峠<20:17:25>  区間距離:13km

ここから杓子山まで10kmで800mを登ります。基本的に急な登りは無理をせずに歩きをいれながら山頂を目指します。
山頂が近づくにつれて辺りは段々と暗くなっていきます。尾根沿いに出ると時折吹きつける風が身体にあたり寒くなってきました。ここでモンベルULジャケットを身につけ登っていきます。鐘の音が聞こえると山頂はすぐそこ。杓子山山頂からは薄暗くなった富士山が見えました。


ここから二十曲峠までは急な岩場の下りです。ライトを取りだして慎重に下ります。ここで失敗したのがライトの選択。悩んだ挙句に、前回のハセツネと同じくハンディーライト2本にしたのですが、これがいけなかった。ハセツネの下りであれば全然問題ないのですが、ここの下りはかなり危なくて両手が自由に使えないのは致命的です。やはりヘッドライトにするべきだった・・・・・。足元を照らそうとすると手が使えないし、手で身体を支えてると足元の先が上手く照らせない。走って下りるのなら全然問題ないのですが、この様な急な岩場ではやはりヘッドライトですね。この選択の誤りが最後まで尾を引いてしまいました

そんな状態ですから恐る恐る降りて行くのですが、滑ってしまい岩場に足を擦りつけてしまいました。タイツは破れ、擦り傷を負ってしまいました。幸い深い傷ではなかったのでそのまま下っていきます。

なんとか二十曲峠のエイドに到着。ここでロビンさんとお会いできました。脚の怪我は大丈夫そうでなによりでした。
ここで何とかハンディライトを方に付けられないか暫く悪戦苦闘をしていましたが、結局断念。お蕎麦を頂きトイレを済ませて出発です。30分程度でしょうか、ライトのお陰でちょっと時間を使いすぎてしまいました。