西浜小学校から西湖までの登りは急だけどそんなに辛くないです。また、休憩したばかりなので比較的元気よく登っていきます。西湖ではやはり桜はほとんど見られず、ちょっと残念。でも昨年に比べたらまだまだ元気です


ほどなく西湖野鳥の森エイドに到着。ここでは楽しみにしていた吉田うどんで身体が温まりました~。おかわりも頂いちゃいましたよ。ここから精進湖に向けて突き当たりの道を右に折れるのですが、ここで100kmのトップの方と112kmのトップの方とすれ違いました。私の記憶によると昨年と比較して少し遅いすれ違いだったので、昨年よりは幾分早いタイムでここまで来れたのではないでしょうか?
西湖から精進湖へは長ーい下りのコースなのですが、折り返して来る事を考えると憂鬱になりますね

そして精進湖のコースへ。この湖の周りは比較的短いのですが、流石に脚が張ってきてペースが落ちてきました。確か60km地点で5時間35分くらいだったような・・・・・。確かというのはガーミンではオートラップにしていて40㎞くらいまで距離表示とガーミンの表示がほぼ合っていたのですが、50kmくらいから狂いはじめていたのです。なので記憶に頼るしかないんですよね。50kmまでは10km毎に10時間に対して5分の貯金を積み上げてきたのですが、60kmで初めて貯金が出来なくなりました。ここでサブ9.5からサブ10へ目標を変更します。

サブ10で行くには・・・・・25分の貯金をどう使うか、頭の中で計算が始まりました。60-70㎞:60分、本栖湖休憩5分、70-80km:65分、80-90km:65分、90-100㎞:80分(最後の登りを考慮して)といったところでしょうか。しかし、本栖湖までが長かった!昨年の記憶ではもっと近いと思っていたのですが、なかなか本栖湖が見えてきません。結局、本栖湖の駐車場に着いたのが6時間40分くらい。平均ペースがキロ6分半まで落ちてしまいました。本栖湖エイドでは預けた荷物を受け取って椅子に座り込み、カステラを2切れと預けていたウィダーインゼリーを補給、給水で濡れてしまった手袋を厚手のものに交換し、脚にはエアーサロンパスを吹きかけました。

予定通り5分程の休憩で出発。ここからは今来た道を戻ります。対向側に一緒に参加している仲間を探しましたが見つける事が出来ませんでした。再び西湖野鳥の森エイドに到着。また吉田うどんを頂いて出発しようとすると見覚えのある方が。MUSASHIチャレンジモニターでご一緒したteraさんでした。参加するとコメントも頂いていましたのでお会いできて良かったです! 固い握手をして元気をもらう事ができました。

西湖のあたりで雨がパラパラと降ってきました。ウェザーニュースの予報では13時から雨でしたので予報通りでしたね。それでもそんなに強い降りではなかったので問題はありませんでした。ガーミンは相変わらず距離表示に対して500m以上長く出ています。西浜小学校エイドでガーミンをしている方に距離表示の事を聞いてみると、やはり長く出ているとの事。ちょっと距離表示が違うみたいですね。

ようやく河口湖に戻ってくると、トレランの格好をした団体さんが川口湖沿いを列をなして走っているのが見えました。何かイベントがあったのかなぁと思って先頭に追いつくと、なんと鏑木さんでした。UTMFに向けたセミナーか何かでしょうか?でも声をかける元気も余裕も無く抜かして行きます。90kmのエイドで残り70分。昨年は残り80分でかなり余裕がありましたが、今回はギリギリです。給水・補給もそこそこにゴールへ急ぎます。国道で長い信号につかまりました。となりの方が、「この信号待ちがなぁ。すぐ前にいた人が見えなくなっちゃうもんなぁ」と嘆いていました。

95㎞の表示がなかなか見えてこなかったのですが、ようやく見えてきました。ガーミンとの差は1kmにも開いていました。ここから最後の長ーい登りです。もう時間も無いので最後のエイドはパス。ここで止まってしまってはサブ10が逃げてしまう、何のためにここまで走ってきたんだ!と自問自答を繰り返しながら長~い長~い坂を黙々と登っていきます。周りのランナーもギリギリなのが分かっているので必死です。残り3㎞の表示がありましたが、残り18分を切っていたような気がします。この期に及んでキロ6分を切れってか?もう絶望感いっぱいでしたが、わずかな希望を抱きながらゴールを目指します。

ようやく残り1kmの看板が。ここで残りタイム8分を見てサブ10を確信しました。後は至福の時間です。競技場に入って冷静にULジャケットのチャックを外してゼッケンを見えるようにして、ゴール!なんとかサブ10を死守。本当に間に合わないかと思いましたよ


昨年よりも感覚的には余裕があったものの、最後タイム的にはかなり追い込まれてしまいました。ちょっと前半のペースを抑えすぎたかなぁとも思いますが、今の実力から見たらこのペース配分が最適だったとも思います。残り2人のメンバーも無事完走でき、夜はおいしいお酒を飲む事が出来ました。参加された皆様、お疲れ様でした!