
先週から幾分体調は良くなってきたが、咳がまだ止まらず、前の晩もほとんど眠れない状態で午前3時に起床、15分後には自宅を出発ました。関越道の本庄児玉を降りて途中、群馬県の山道で車を脇に止めて夜空を見上げると、今にも降ってきそうなたくさんの星空!今日は良い天気になりそうです。会場には2時間半程で到着しました。
今大会は町おこしの一環で世界のトレイルランナー鏑木毅さんが初めてプロデュースした大会です。開催日が11月15日と狩猟解禁日と重なっており、開催直前に地元警察から開催の延期もしくは中止の要請を受けて新聞にも取り上げられていました。結局、直前の延期・中止の影響は大きいとの判断でレースは決行、更なる安全対策と参加を見合せる方には参加料の返金と参加賞の送付という異例の処置を取ったみたいです。私は以前からHPなどで地元住民の方の準備等の努力を見ていましたので迷わず参加しました。
会場近辺では大会スタッフの方達に加えて、地元警察の検問によるハンターへの呼び掛け、消防、自衛隊の協力により、コース上の安全対策にあたって下さいました。
招待選手は鏑木さんと親交の深い横山峰弘さん、松本大さん、ハセツネ女子の部優勝の星野緑さんと豪華な顔触れです。
体調も優れませんでしたが、とりあえず行けるところまでは行ってみようとスタート直後のロードは先頭集団の少し後方の位置で町中を進んで行きます。登山道に入ると軽快に息も乱さず進む横山さんに抜かれます。流して走っているのにそれでも速いです!
鼻をかみ、咳と痰に苦しめられながら頑張るも次々と抜かれはじめました。もう体力気力も限界になり、気持ちを切り替えて楽しみながらゆっくり行く事にしました。山頂では暫し立ち止まり、スタッフの方とお話をしながら景色を堪能したり、他のランナーと会話しながら走ったりと普段とは違った楽しみも発見する事が出来ました。レース中盤の登りでは松本大さんとご一緒し、少しお話しする事もできました。松本さんは法被姿で大会を盛り上げていました。汗を吸って重いとおっしゃったてましたが(笑)。
最後のエイドで楽しみにしていたお蕎麦を頂き、いよいよ鏑木さんが絶賛する長い下りの極上トレイルへ…。フカフカの緩やかなトレイルで初心者でも気持ち良く駆け抜ける事ができる、まさに極上トレイルでした!
町に降りると暖かい地元住民からの声援を受けてゴール!ゴールでは1人1人、鏑木さんがハイタッチで出迎えてくれました。ゴール後は温かい味噌汁と豚汁で体を温め、地元スタッフやランナーの方々との交流も良かったです。
来年は子供も参加できるような種目も考えているとの事で、ぜひ参加人数や規模を拡大しないで、こじんまりとしていても地元住民の方々の愛情溢れる大会に来年も期待したいと思います。来年は日帰りではなくて、前泊して山村体験イベントなどにも参加出来たらと考えています。
【参加賞】スポーツタオル、手作りネームプレート、ニューハレVテープ、アミノバリュー
1000かんな(地元で使える1000円分の地域限定チケット
【タイム】5時間5分
【順位】20位前半
※正式な結果はまだ届かないのでうる覚えです。