やむを得ず、淋淋からの無謀な指令を受け入れて…
大連へとやってきた彼は・・・
中国カラオケにそろそろ飽き始めていたのですが
生来のスケベ心は、大連に来たら来たで、また…
ムクムクと沸き起こってくるのです。
そこで、一度だけ、同じ会社のメンバー3人で、
香へ行ってみたところ・・・・・
綺麗な小祖が出払っていたのか?
それとも、彼の真剣みが薄れてきたのか?
彼が指名した小祖は・・・
如何にも内陸から出てきたというような素朴さで…
エッチさが微塵も感じられず
お触り好きの彼でさえ…手を触れずに…
無難に時を過ごしたのでした。
今回は、特に書くほどのこともありませんので
帰国する土曜日へと、時を進めます。
午前10時…心を落ち着かせて、部屋を出ると…
エレベータに乗って、1階へと降りて行きました。
そして、ロビーへと進んでいくと…
大きな柱に凭れている二人の少女が居たのです。
妹は一人のはずですが・・・
この二人以外、妹らしき小祖は、見当たりません。
意を決した彼は、片言の中国語で、
♂ 淋淋の妹ですか?
と聞いてみたところ、
小さい方の小学生のような女の子が、
はっきりとした日本語で・・・
♀ ○○さんですか?
と・・・聞いてくるではないですかっ!
そこで、その日本語の達者な小さい方の女の子に
聞いてみたところ・・・
★小さな女の子は、淋淋のお姉さんの子供で、
今、大連に来ていること…
★そのお姉さんは、日本人と結婚していて、
京都府の宇治市に住んでいること…
★日本の小学校に通っていること…
お姉さんが居るとは聞いていましたが、
まさか、日本人と結婚していて、
しかも、彼と同じ京都に住んでいるなどとは…
夢にも思わなかったので、
もう、びっくり仰天
彼の心は張り裂けんばかりにな驚きの状態に…
なってしまったのでした!o(><)o
だが、背の高い方の女の子は、細めで華奢で…
“広末涼子”風の清楚な色白美人!
少しぽっちゃり系で…田舎風な淋淋とは、
まったく違っていたので・・・
淋淋がお父さん似で、妹が母親似なのだろうと…
勝手に納得する…彼ではありました。
そして、今回のメインミッションの“荷物”は…
な、な、な、何と、直径が40cmもあって、
古い風呂敷で包まれているではないですかっ!
いつもの小型のコロコロ台車付きスーツケースに
入れるのは、至難の業であり、
あわよくば入ったとしても、
大連空港のチェックイン時に中味を見られて、
別の部屋に連れ込まれて、監禁されたらと思うと…
もう、不安で不安で堪らなくなってしまいました。
その不安な彼の気持ちを見透かしたように、
淋淋の妹は、片言の日本語で・・・
♀ よろしく・・・お願いします。
お姉ちゃんによろしく・・・
と言うと細くて冷たい両手で彼の右手を握り締め
ぺこりと頭を下げたのでした。
広末涼子に頼まれちゃ~嫌とは言えめぇ~と
自分自身を納得させた彼は・・・
♂ “明白了!(ミンバイラ)”
と力強く応えると、重さ20kg近くはあるであろう…
円形の風呂敷包みを受け取りました。
こうして、“ブツ”の受け渡しは、無事、
何事もなく終わったのでした。
部屋に戻った彼は、この円形の荷物を
無理やりに…小型のスーツケースに押し込む…
早々に出発の準備を整えました。
そして、不安な気持ちを抱いたまま・・・
大連空港へとタクシーを走らせて行きました。
実は、もう一つ、この“ブツ”には、問題が!
それは、日本人には馴染の薄い強烈臭いでした!
中国の空港へ到着すると、
まず、鼻を衝くのは、ハッカの強烈な臭いであり、
それの強い版の悪臭を放っていたのですが、
中国人は慣れているのか…気にはならないらしい。
いつもは機内へ持ち込む小型のスーツケースを
今回は安全を期して、預けることにしました。
搭乗までの待ち時間がいつもより長く感じた彼は
搭乗後も、CAから何か言われないか・・・
不安で溜まらなかったのですが、
何事も起こらず、関西空港までは到着できました。
残るは、最後の難関、税関での最終荷物チェック!
いつもは、パスポートをちょこっと見るだけで、
荷物を開封されたことは、一度しかありません。
でも今回、不安な気持ちが表情や振る舞いに出て
百戦錬磨の税関に見破られてしまいそうで・・・
ビクビクしていたのです。
そして、ゆっくりと、税関の前に立ち、
いつものようにパスポートを見せたところ…
♂ どこからですか?・・・大連ですか?
寒かったでしょう!”
と言うと、スーツケースを開封することもなく、
そのまま通してくれたのです!
この検査員は、きっと風邪でも引いていて、
鼻が詰まっていたのでしょう・・・ラッキー!
こうして、残された問題は・・・
京都から豊橋への輸送のみとなったのでした。

本日も、長~い文章を最後まで読んでいただき…
本当にありがとうございました。_0_