普段はオケで歌っている4人のシンガーさんが、それぞれ5曲ずつ選んで20曲をやるライブのいわゆる“箱バン”をしてきました。
正直なところ、最低限のバンド編成では再現できないような曲が多くて苦戦しました。
とは言え“仕事”としてやらせてもらう以上、やれることを最大限やったつもりです。
そのあたりのアレンジにはけっこう自信を持っています。
むしろそれを弾き切る技術こそ、追い付いていない部分かもしれません。
必死に採譜してアレンジして練習して。
いくら練習しても不安は消えず、家での練習を採点すれば80点くらいの仕上がりだったように思います。
そして探り探りの当日リハ。
音源相手とはまるで違う肌感で、その場で鍵盤アレンジに手を加えた曲はいくつもあり、それこそ点数をつければ70点に満たない出来だったかもしれません。
そんな中で迎えた本番。
いつも強気で前向きな発信ばかりしているけど、実際は油断したら負けちゃいそうなくらい不安でした。
でも言い訳したくないし、結果は出したいし。
だから小さくまとめようとせずに、腹を括って全力で楽しむことにしました。
ピアノオンリーの箇所で目立つミスをしていたり、反省はいくらでもあります。
それこそ最も練習に時間を費やしたところだったのに。
ただ、トータルでは本番が一番弾けたんじゃないかな。
仕留める瞬発力が弱いとか言ってた矢先に結果を出せたとしたら、強気で前向きな発信の言霊かなと思ったりもしました。
今回は本当に苦しんだけど、それでも充実感はハンパないしメッチャ楽しかったです。
こういう場を用意してくれるあさがやドラムさん、とてつもない安心感のバンドメンバー、全力で楽しんで歌ってくれたシンガーさん達に感謝は尽きません。
感謝と言えば。
リハでは入れ替わりのシンガーさんと違い、演奏しっぱなし(13時~21時!)のバンドメンバーにシンガーさんからドーナツの差し入れをいただきました。
そして終演後にはあさがやドラムさんからビールも。
至れり尽くせりの心遣いはありがたく、次の機会でより良いパフォーマンスをすることで返していければと思います。
次のあさがやドラムでの生バンド企画は4月29日(土・祝)です。
昭和の日なので昭和歌謡縛りになると思いますが、喜んでもらえるよう全力で挑みます。
改めて、多くを学ばせてもらい、そしてメッチャ楽しかった今日の夜に感謝。
突き抜けていけるよう、ますます精進あるのみです。