これが資本主義社会における企業の現実 | SPIRIT HARMONY

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些細な日常から世の中に対しての叫びまで、思いのままに書き綴ります。共感してくれると嬉しいなぁ♪

自分は某宅配会社に勤めているけど、年度末恒例の締め付けがやってきた。
毎年バカなことをやっていると思う、経費削減施策。

無駄を見直そうという話ならまだいい。
必要な経費さえ認められないから困る。


例えば、制服のズボンが破れてしまって夏用で凌いでいる同僚がいて、さすがに寒いからということで発注してあげたらまさかのストップがかかった。
上司には食い下がったんだけど、ズボンが余っている社員を探せという訳のわからない指示を覆せなかった。

そんなんで社員は稼いでこようって気になると思っているのかな?
明らかに“人の為の会社”ではなく“会社の為の人”になってしまっているのが残念でならない。


労務管理もそう。
“時間はコスト”と言い切り、仕事をいっぱいに詰め込んで終わったらすぐ帰れという方針にゆとりはない。

決められた有給日数を消化する為に、品質を落としてでも出勤人数を減らせば評価される不思議。
業務に追われることなく品質を保って働きたいし、無理に休みたい訳でもないのに。


会社は利益を膨らませてなんぼというのが資本主義社会の原則。
そんな常識に則っての施策だから仕方ないと割り切るべき?

“対前年”が絶対になっていて、身の丈に合った経営ではなく常に背伸びをしようとしている。
顧客でも従業員でもなく、結局のところ株主が最も大切にされているように思えてならない。

保つべき品質とその為の体制を守り、そのうえで残る利益が偽りのない実力なんじゃないの?
綺麗事かもしれないけど、ブランドイメージでナンバーワンに輝いたくらいの会社なんだから、もう少し胸を張れる経営をしてもらいたいものです。