阪神淡路大震災から20年。
当時16歳だったけど、つい最近のことのように感じる。
兵庫県で育った自分にとって、崩れた街の姿はツラかった。
さらにツラいことに、友人も亡くした。
街はいわゆる復興を果たしたように映るけど、被災した方々にとって終わりはないように思う。
報道によれば借り上げ復興住宅の返還期限の問題とかもあるようだし、時間と共に風化することだけはあってはならない。
言い方悪いかもしれないけど、自然災害って運命としか言い様がないように思う。
自分も東京にいた東日本大震災の時、マンションが崩れるのではという恐怖感があった。
そんな事態に遭遇した時にも生き抜く強さを持ち合わせていたいし、また助け合える社会であってほしい。
数多い問題だって行政の責任ではないし、もちろん被災者の責任でもないんだから。
耐震・防災・避難場所…うてる手はうたなければいけないけど、自然の力を前に万全というものはない。
財源にだって限度はあるんだし、利害関係抜きで出来る限りの対策について、それこそを知恵を持ち寄っていかなくてはいけないんだろうなぁ。
今、自分は生きているという事実。
色んな運命が絡み合った結果なんだけど、そんな中で与えられた“今”を大切にしていきたいと思う。