巨大戦力を誇る金満球団が優勝を決めた。
スタートダッシュに失敗しながらの独走、圧倒的な強さだった。
戦力を見れば過渡期とも思えるけど、質・量共に充実している。
力を発揮した選手も、発揮させた首脳陣も、結果を出したのだから立派ということ。
好きか嫌いかで言えば、明らかに嫌い。
特に裏で糸を引く暴君がね。
ただ、選手はプロとして結果を出しただけ。
そこは称えたいと思う。
我らのCARPは失速を超えて、ブザマな闘いを繰り広げている。
戦力が違いすぎる読売はともかく、上にいる中日やヤクルトとの違いを真剣に考えないといけないよね。
100を超える日替わりオーダーでは、どうやって１点をもぎ取っていくのか浸透しようがない。
守り勝つ野球を掲げながら、失策数はダントツでワーストだし。
３割打者と2割5分の打者って6～7試合に１安打程度の差なんだし、調子の良し悪しで起爆剤を探すより、役割を徹底する方が最終的には強いんじゃないかな。
目先に気をとられすぎたが故に、チームとして勝てる集団になれなかったのが敗因だと思う。
監督は評論家時代、オーダーを固定することの重要性を説いていたっけ。
それだけに残念に思う。
毎年感じることなんだけど、やっぱり優勝は羨ましい。
あの感動を味わいたいよなぁ。
CARPが最後に優勝したのは、自分が中学一年生の年。
長年かけて染み付いた負け癖を払うのは簡単ではないだろうけど、その日を夢見て声援を送り続けるしかない。
さて、明日はルーキー・野村投手が10勝目を懸けてマウンドに上がる。
楽しみが個人タイトルに移るのも淋しいんだけど、誰もが納得いく形で新人王を獲ってもらえるよう、チーム一丸となってもらいたい。