今朝、久々に母の夢を見た。
9年前に孤独死させてしまった母の夢を見た。
家族4人で札幌旅行してたはずなのに、
なぜか普通の家に泊まっていた。
夜、自分を除く3人は、先に街に観光に
出て行ってしまったので、3人に追いつこうと
自分もその家から出発しようとしたら、
自転車に乗って母がいきなり尋ねてきた。
「どしたのよ!いきなり(・_・;」と驚く自分。
そして他愛もない世間話を始める母。
会話の中でいきなり、
「タバコあったら頂戴?セブンスター」と
尋ねられたので、
「俺、タバコ吸わないって知ってるのに、なんで
そんなこと聞くんだろ?母さんだって、タバコ大嫌いな
はずなのに…。あ、でも、そういやさっき、
この部屋でタバコ見かけたな…」と振り返った瞬間、
「あぁそうか…これは…夢だ」と気がついた。
夢の中なのに覚えていた。
以前母が夢の中に出てきた時は、「夢だ」と
気づいた時点で、振り返ったら母は消えてしまった。
だから今回は、俯きながら振り返り、
母の方を見ずに伝えたかったことを絞り出した。
「一人で死なせてしまってごめんなさい。
本当にごめんなさい。でも、俺のこと、
育ててくれてありがとう。何もしてあげられなくて、
ごめんなさい。それから…それから…えっと…」
言葉が続かない自分に気がついた。
夢の中で「ああ…そうか。俺が伝えたかったことは、
ごめんなさいと、ありがとうだったんだ…。」と
気がついた。
恐る恐る顔を上げて、母の方を見ると、
母は目をつぶったまま、ゆっくりと
光の粒になって消えていった。
そこで…目が覚めた。
セブンスター…そっか、
ベビースモーカーの親父が大好きだったタバコか…。
現世じゃろくに口もきかない夫婦だったけど…
あの世じゃ…もしかしたら上手くやってんのかな。
母さん自転車に乗れなかったしな。
向こうで練習して、自慢しにきたのかな…、
それとも「あんたが勝手に夢見ただけだよ(`ε´ )!」
って怒られるのかな…。
以前、母の夢を見た時は、目覚めた時
ボロボロ泣いていた。
でも今回は…泣いていない自分に気がついた。
目が覚めてしまったので、
ケージの扉を開けてあげたら
思わず、ずっとずっと思っていても
心の中に秘めていた言葉が口から出てきた。
その瞬間、涙の蛇口が開いてしまった。
うるせーよ…。
んで、なんだ、その最後の「あ……」って。
また布団にシッコする気だろ?
降りろ… あほ (^-^)
んで? え? なんて????