今日も、講習会やりました。

今日も、相変わらず、にぎやかで元気いっぱいなおばちゃん達。

関西パワー全開のおばちゃん達に負けないよう、今日も気合を入れて行きましたにひひグー


現在させていただいている講習会は、いわゆる「委託訓練」といわれるものです。

失業者を対象に、国や県などが実施している、就職するための訓練です。

そのため、就職試験の面接対策や、就職したあと、仕事で役立つであろう実務的な

訓練をやっています。


現在のコースでは、午後一で、数名の方に1分間スピーチをしてもらっています。

人前で話す度胸をつけること、1分で話をまとめること、その練習の積み重ねで、

面接時に、ちゃんと自己アピールできるようにとの狙いで導入されたようです。


スピーチのテーマは決まっています。

数日ごとに変わります。

今日のテーマは、「めずらしい体験、恥ずかしかった失敗」でした。。。

数名の方のスピーチ後、受講者が「先生はぁ~?先生の話ききたーい」、、、

でも、これもいつものことで、予想通りの展開です。


私は、これといって、みんなが興味を持つようなめずらしい体験もないし、、、

恥ずかしかった失敗なんて、きっと、山ほどあるはずなんだけど、

自分に都合の悪いことって、すぐ忘れてしまうんですよねシラー

だから、人生の汚点なんて、無いし

あっても、忘れてる!

それで、脳みその中、ずーっとリサーチしてて、やっとネタを思い出しました。


そうそう、私にも、かわいい時代がありました。

こんな私ですが(どんな???)、一応、地元ではお嬢様が集まるような、

上品な女子高に行ったんです。

入学式の日「う"っ、間違った!」と思ったくらい、、、

でも、「朱に交われば、、、(←通常、悪い意味で使われるけど)」と言うとおり、

こんな私でも、女子高に3年も通えば、それなりに、言葉使いも、あいさつも、

それらしくなった、、、みたいなんですね。

あくまで、卒業した後、数年くらいは、、、


でも、その後、ヤンキーが多い専門学校に行きました。(泣きそうでした)

今度は、クラスのほとんどが男子生徒で、女子は3名しかいない環境。

高校とは正反対の世界です。

男子って、乱暴というか、行動ひとつひとつがガサツというか、、、

最初は、怖くて、ほんとに、泣きそうでした。

友達いらない、早く卒業したい、、、そんなことばかり考えていました。

が、やっぱり、そんな環境でも、友達ってできるんですね。

気づけば、男女合わせて8人くらいのグループができてました。

何かあると、いつものメンバーで遊びに行くようになってました。


たいてい、こういうメンバーの男子って、

女子の扱いが上手いし、でも、一緒にいても、意識しないような相手ですよね。

で、私は、当時は、ほんとに世間知らずで、なんでもすぐ信じてしまうような子だったんです。

しょうがないです。だって、高校では、みんな上品だから、変な情報も入ってこないし、

変わった世界もまったく知らないですごしてましたから。

しかも、進学校だったので、ほんとに勉強以外の情報って入ってこなかったんです。

そんな環境にいたから、ほんとに、何にも知らない子でした。


それで、悪い(ビックリマーク)男友達が、いつものように

男友達「ねぇ、知っとるや?(ねぇ、知ってる?)」

私   「何が?」

「何でハゲは光ってるか?知っとるや?」

「何で?何で?えっ?知らん、知らん」(←あぁ~、連れた連れた、、、)

「何や。お前、そぎゃんこつも知らんとやぁ(何?お前は、そんなことも知らないのか?)」

男友達、「してやったり」って思ったに違いない、、、

「えぇー、知らん。何で?」(いい食いつきだったと思う、、、われながら、悲しいくらい)

「ハゲは、ちゃんと手入れしよるけん、光っとっとばい(ハゲはきちんと手入れをしているから、光っているんだよ)」

「ふぅーん目(きっと、こんなお目目して聞いてたと思う)

「ハゲは、毎朝、油塗って、磨きよっけん、あぎゃん光っとっとばい(ハゲは、毎朝、油を塗って磨いているから、あんなに光ってるんだよ)」

「へぇー!!!そーなんだ。ハゲって、毎朝、お手入れ大変なんだぁ!」


男友達を「なんて、物知りなんだろう」という目で見てただろうと思うと、悲しくなるけど、、、

悪い友達でしょ?

でもね、ほんとに何にも知らなかった私は、その言葉を何年にもわたって信じてたんです。。。

あほでしょ?


二十歳になって、新社会人として就職し、先輩社員とも仲良くお話できるようになってきたある日、

私「知ってますか?ハゲって、何であんなに光ってるかニコニコ

先輩「・・・」

私「ハゲって、毎朝、お手入れするんですよー」

先輩「・・・」

私「ハゲって、毎朝、油塗って磨くから、あんなにピカピカしてるんですってー」

先輩「お前はバカかにひひそんなことあるわけないだろ!」

私「・・・」(うっ、やられた!!!)


そう、何年にもわたり、だまされ続け、数年後、やっとそれに気づいたんです。

それも、思いっきり恥かく形で、、、


でも、その男友達とは、当時とても仲良くて、お互いの交際相手の話とか、

お互いの結婚観とか、いろんな話をしてたくらい、仲良しでした。

一緒にいても、空気みたいで、二人っきりでいても、全然違和感なく、

一切、異性と感じることのない、不思議な人でした。。。

彼も、お前が彼女はありえないと言ってましたし、、、シラー

社会に出て、5年くらいまでは飲みに行ったりしてたけど、もう、随分連絡してないな。

元気にしてるだろうか?

日記書きながら、ふとそう思いました。


私にも、かわいい時代があったんだなー

そう、素直に何でも信じる、心のきれいだったころが、、、

もう、きれいだったあのころには戻れないけど、、、ガーン