こんにちは、つなです!

友人に一瞬でも会えるのが楽しみです♡


「家にいる」のに「家に帰りたい」


こんなタイトルの本、ありましたね。

私は読んだことはありません。


この「家に居る」のに「家に帰りたい」は若い人だけのものではありません。

認知症や高次脳機能障害を煩っている方も同じ心理状況の方がいると思います。



もし自宅で認知症介護をさている方がいたら、聞いたことありませんか?

「家に帰るんだ」という家族の言葉


もしくは徘徊する姿



それらは「家」に帰るためにやっている事です。


では、その「家」とは何か……

それは【心が安定する場所】なのです。


だから、脳の機能障害(認知症含む)の方の「帰りたい」は今現在では無いのです。


例えばお母さんの胸に抱かれていた子供時代

例えば輝いていた学生時代

例えば同僚と切磋琢磨しながら過ごした「あの時」


自分が1番、自分らしいと感じていた【時】

自分が1番、安心して過ごせていた【時】


そこに帰りたいのです



だから


「おばあちゃん、今いるのはあなたの家ですよ」

と伝えても落ち着かず、帰ると騒ぎ徘徊する


それはおばあちゃんの年齢がもしかしたら子供時代、子育てしていた時代に戻っているからなのです


だから目の前にいるのは知らない人

知っているはずなのに、知らない人なのです


そして今いる場所も知らない場所



家に帰りたい若者の心理


じゃあ脳疾患の無い若い人は?


原理は同じです


家にいても心が落ち着かないのです

寂しいんです


そんな時「帰りたいな」と思うんですよね


どこに?


安心出来る場所に


それを形容できる簡単なものが【家】なのかも知れません


もっと深堀ると

「空に帰りたいな」「宇宙に帰りたいな」など思った事がある人も居るかも。


私もそのたぐいです。



だから今も「家に帰りたい」と思うのです。


じゃあ、今帰りたい場所って?

東京に住んでいた家では無い

京都に借りている家でもない

今帰省している実家(仮)でもない


逆転を受けていたとしても、私が育った家なのです


父親のいない時間は平和でした

つまり昼間は平和


その時間に戻りたいな……。


育った家は辛いこともありましたが、自分の好きもたくさんありました。

自分の部屋があり、そこはとても日当たりがよくお昼寝には最高です。

漫画や小説、友人ととったプリ帳。


リビングにはピアノがあり、近所を気にすることなく鍵盤を叩けます。


田舎のライスロードは車の往来を気にすることなく散歩が出来ます。

散歩をしながら季節を感じ、時々お墓によって手を合わせたり。

近所のおばちゃんちでお茶を飲みながら、だべったり。


お母さんがおやつに蒸しパン作っていたり、趣味の裁縫をしていると響いてくるミシンの音。


日曜日はインスタントラーメンをのど自慢見ながらすすり、そのあと新婚さんいらっしゃい、クイズアタックをダラダラと見る。


アラフォーでも。

認知機能の問題がなくても。


【帰りたいなぁ】と子供時分に思いを馳せるのです。


帰りたくなるタイミング


じゃあ、なぜ過去に帰りたいな。

と思うのか。


これは私の推論になってしまいますが……


【今を生きていない】時が色濃くなると思います。


今が辛い時。そんな時に過去の安全基地に戻りたくなるのです。


そしてその時々で【帰りたい場所】も異なるかと。



部署異動や転職をしたら、前の場所が居心地が良いほどにそちらへ向かいたくなる。


子育て辛いなぁ……ってなれば、記憶の彼方の自分の子供時代に思いを馳せる……。



思いを馳せて懐かしむだけなら健全です。

懐かしめずに【帰りたい】と思った時、それは心のSOSだということに気づいてあげてください!





戻りたくても、結局は戻れない時間


ちなみに私は……戻りたいと思いながら、【戻れない】ことも何となく感じています。


私は福島に18年、茨城に3年、東京に17年弱住みました。

私の話す言葉は、時々方言が混じりますが、イントネーションは東京です。

福島に戻っても、福島のイントネーションで話すことは出来ません。


メディアで耳にして「懐かしい」と思うことはありますが、日常的に聞く環境だと違和感が強いです。


母とは電話でよく話すので平気ですが……

それ以外は気持ちが悪いとさえ思ってしまう。

妹がいますが、彼女は場所場所で音を使い分けます。

私といる時は標準語の音で話してくれます。

なぜ妹がそんな器用なことをするのか……。

派遣で3ヶ月ごとに任地が変わっていて関東、東北を行ったり来たり。

外国語を複数話すので、国ごとにもイントネーションが変わる。

だからそんな器用なことしているのだと思います。




関西に引っ越した時にテレビでたまに聞く関西弁は平気でも、みんながそれを話しているとゾワゾワした感覚に似ています。

【方言】としての単語は耳にしても、【地方のイントネーション】ってその場所に行かないとなかなか耳にしないんですよね。

(たまに例外もいるけれど)


だからそこも含めて……

なんの違和感もなく福島で過ごしていた時はもう来ないのだなぁとおもいました。







ぜひこちらも遊びにいらしてください。:°ஐ..♡*

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