夜中の急変
こんにちは
昨日は遅番で21時30分までの勤務でしたが…
急変にあたり夜中に帰ってきました。
入院当日の方だと、急変時の方針が決まっていないことも多く…
日頃から「どうしたいか」を話しておく必要はあると思います。
医療者の居るお宅でも、なかなかに難しいことではあるんですよね。
つな宅の場合
私は自分の家族と祖母の既往歴などは全てPCにデータとして入れてあります。
私独自の家族サマリーです。
祖母が入院した時も使いました。
医療者として、この行為って結構疎ましがったりします。
けれど、いざ情報が欲しい時って抜けてしまいますし…
なかなか情熱を得られなかったりもします。
特に今は面会が制限かかっているので尚更。
看護師が忙しく、情報を改めて取っている時間が無いのも私は知っています。
だから自分が貰ったらちょっと「やだな」と思ってしまうけれど、やっぱり「ありがたいな」とも思うので渡しました。
それはもう事細かに聞いています。
結婚前の旧姓、どう育ってきたのかから始まり…
生命観など精神世界のこともひとしきり。
在宅状況や使用しているサービスなども。
急変時はどうしたいのか?も記載しています。
酸素は使いたいか?
昇圧剤は?
心臓マッサージは?
人工呼吸器は?
鼻に管入れて栄養投与したい?
などなど。
そしてこれは祖母のカバンに常に入れてあります。
どこで運ばれるか分からないので。
ではなぜ、ここまで私はしているのか?
ひとつ、曾祖母の看取りを経験したこと。
ひとつ、脳神経に長く勤めていて「動けない」で生きることをみてきたこと。
これらの経験がベースとなっています。
だから、私は特殊かもしれませんが実家に帰る度にそこを確認しているのです。
高齢者の入院は、死ぬ場所としていることもある。
これは私の推論です。
けれどあながち間違ってもないと感じています。
今って、自宅で亡くなると警察介入になりますよね。
事件性はないかを確認されます。
だから結構面倒。
「自宅で逝きたい」と願いながら、家族を煩わせてしまうんです。
戦前は病院ではなく、自宅で看取るのが普通だったのに…
いつの間にか時代が変わってしまったんです。
だからね、本当「死ぬ場所として来たんだね」と思うような方に何度も出会ってきました。
でも、しっかりと「どうしたいのか」を決めておかないと不要な延命処置が施されてしまって、逆に自分が苦しい思いをするんですよね。
心臓マッサージしたら肋骨は折れるし…
無駄に点滴を入れられて体は苦しくなるし。
なかなかに難しい…。
予測が出来ないからこそ、用意は必要
「家が看取りの場所ではない」
ということは、生きることの隣に当たり前に存在していた死ぬことを、生活から切り離しているんです。
もちろん老いることも。
それは私もなのですが…
自分が歳を取れば、親も当たり前に老い、できないことが増えていく。
その現実をひとってなかなか受け入れられないんです。
「うちはまだ…」と見えないふりをします。
その結果、心の用意が出来ていなくて。
誰かに責任を押し付けたくなるんです。
これは生死関係ないけれど…
例えばコロナ。
病院では「入院〇日前から検温してください」と言われているのにやってこない。
それで入院翌日にコロナが発覚して、予定されていた検査や治療が一旦ストップになるから退院をおねがいすることもある。
そうすると家族は「病院でうつされた」と言い、自分たちの権利を主張するんです。
例えばお願いしていた検温など、やる事をやっていたならば文句の1つ2つもこちらも聞きます。
けれどね…やることはやらずに文句を言われても、ただの遠吠えにしか聞こえないんです。
面倒くさい家族と黒星付けられて、次から入院出来なくなることだってあります。
それと同じかどうかは、感覚の違いなのでさておき…。
自分たちができることをせず、他人に責任を転嫁するのはとても可哀想だなと思うのです。
そうすることでしか正当化できないのだから。
間違いや、不足に気づくことが出来ないで怒り続けるのだから、また同じことが訪れる。
あなたは、。あなたの大切な家族にどうしたいですか?
お骨の処理も人それぞれ
因みに…私と妹はそれぞれの死語についても決めています。
妹は海に撒いて欲しいそうです。
私は永代供養墓に入れて欲しい。
これはどちらかが結婚したらまた変わるのだと思いますが、今のところはお互いにキーパーソンなので、大切なことなので話し合ってあります。
妹は海外で生活することも多いので、海外で命を終えた時は日本にその体を持ち帰ることもお金がかかります。
だから、仮にそうなった時はお骨にして私が持ち帰る。
本人はその土地の海に巻いてほしそうですけどね笑
言語の隔たりあるから、それだけは勘弁してくれ🤣