ランドクルーザー80のナックルオーバーホールとか 錆止め、組み立て編 | ランクルに詳しくなりたいツナギ男のブログ

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ヤフーブログから引っ越してきました。2020年10月から整備士として独立しました。 大した事はしてません(出来ません)。栃木県の山奥でひっそりと働いています。よろしくお願いします!

 

前回の続きです。

 

画像が多いので早速スタートです!

前回載せるはずだったコーンワッシャーの磨き

バレル研磨機の良さそうなのをYouTubeで見つけたので今度買ってみよう

 

キングピンが当たる部分に極圧グリスをドーピング

 

玉にシールを忘れずに入れて(忘れると悲惨(笑))

初期当たりの為のグリスを塗る

 

それでは組み立て開始

ナックルのボルトやナットは防錆油にさらっと浸す

 

ナックルのシールが当たる部分に薄くグリス

M6ボルトの穴にグリスを少量詰め込む

 

ハイロマー(液ガス)とグリスを薄く塗る

 

ここの液体ガスケットは水の侵入を少しでも防ぐため

 

組み立て

洗浄、点検をしっかりやれば後は規定トルクで締めていくだけ

 

防水シールを付けるとこんな感じです。

乗り方等で寿命は変わりますが、早くて2年長いと5年ほどで亀裂が入りはじめます。

駐車時に全切りが多かったりハンドルを切ることが多い条件だと2年ほどで亀裂が入ります。

ツナギ男がそうです、亀裂が入っても防水シールが無い純正の状態と比べたら全然マシなのでそのまま使用しています。

 

マスキングして

 

ラストエース刷毛塗り

 

下側

 

ラストエースの乾燥待ち

タイロッドエンドのブーツを綺麗にしてヒビが無いかを点検

 

問題が無ければ専用ノズルでグリス補充

 

ブーツを交換するリレーロッドは綺麗に拭いて

 

汎用ブーツと耐水グリスを入れる

 

ステンのワイヤーか純正のリングどっちでもいいです

 

完成

 

次は

ドライブシャフトを分解

 

特に異常は無く一安心

 

うっすらと出てる錆だけ磨く

 

綺麗になる

やってもやんなくてもわかんないけどな(笑)

 

組み立て時に高純度のモリブデンをシュー

 

分解前と玉や輪っかの位置は変えないように組みます

 

モリブデングリスを空気が入らないように詰め込む

 

シャフトをゴチンと挿入

 

グリスを盛りつけ

 

ラストエースは乾いたので中にこれぐらいグリスを詰め込む

 

ドラシャを入れた時に上に少し空間が出来るくらい

 

スピンドルのブッシュにグリス

 

ABSセンサーのOリングを交換

 

シリコングリスを塗り込んで装着

 

塗装済みのバックプレートと合わせて装着

ガスケットを入れる順番に気を付ける

この段階では仮締めでリレーロッドとタイロッドをつけたら本締め

 

スピンドルを止めるボルトをタッチアップ

 

ロッドエンドの割ピンには必ずグリス

 

今回からスピンドルのハブベアリングが乗る部分に極圧グリスを塗ってみることに

効果のほどは不明

 

ハブのワッシャーとナットにもグリス

これは供回り防止です

 

フランジとドラシャのスプラインにも極圧グリス

 

フランジを止めるナットのコーンワッシャーにはモリブデンをスプレー

 

コーンワッシャーの切れ目は外側に向けてます

キャップは新品なので液体ガスケット無しで装着

 

ラストエースタッチアップでハブ&ナックルオーバーホール終了

 

ブレーキ関係もお決まりです

 

と言うことで2回に分けてツナギ男風味ハブ&ナックルオーバーホールをお送りいたしましたが、

本当はもっと文章で解説しながらの方が良いんでしょうが、写真で感じてください(笑)

 

これが正解とは思っていませんが、修理書を基本にプラスαの一手間で仕上げているつもりです

自分の2本の腕と10本の指でチマチマ作業しているので時間も掛かりますが責任もって作業しておりますので

そこんとこよろしくお願いいたします!(笑)

 

そういえばツナギ男ブログのメインと言ってもいい下廻りの防錆塗装もアメブロに引っ越してから

一回もやってないかな?

 

機会が有ればそっちもアップしたいです。

 

それでは今回はここまで

お疲れ様です!