リレー講義③ | 学習院女子大学東日本大震災つながるわキャンペーンのブログ

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みなさん、ごきげんよう


副代表の山下です☆-( ^-゚)v



今日は、どんよりぐもで気分も下がっちゃいますね~くもり


でもでも、もう少しでクリスマスクリスマスツリークラッカー


気分上げていきましょうね(ノ^^)八(^^ )ノ宝石赤




さてさて、先日はリレー講義があったわけです。


今回は松尾美恵子教授による「江戸時代の災害と幕府」です。


江戸時代はっても長いですからね。


200年とか300年近くあるんですかね??


私は世界史受験だったのであまり詳しくないのですが・・・





その間にも何百年に1度といった大きな災害が起こっているんです。


でも、教科書に出てくることは少ないみたいですね。


「明暦の大火」 「浅間山大噴火」 「天明の飢饉」・・・は聞いたことありますか?


この3つは、10以上の教科書に載っているので聞いたことがある人も多いと思います。





「元禄・宝永大地震」は、聞いたことがありますか?



私は、「元禄・宝永大地震・・・・?世界史受験だったからなぁ・・・。」


と思っていたんですが・・・




元禄大地震は元禄16年11月23日(1703年12月31日)

震源は房総半島南端島崎付近と推定されています。



宝永大地震は宝永4年10月4日(1707年10月28日)

これは今でいう東海・東南海・南海地震が連動して起きた地震です。

大阪・四国・東海道筋で大きな被害が出ました。


この49日目後に「富士山大噴火」がおこるわけです・・・




この2つの大地震は建物の倒壊の被害だけでなく、大津波が発生し多くの人命が失われました。

また、元禄大地震のときは地震の6日後に大火により、被害が増幅。


この被害の大きさは供養碑が立てられるなど災害の記憶を後世に伝えています・・・


ですが、この大地震については教科書には一つも載っていないんです!!!!



私も初めて知りました。



え~っ( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚



今回の東日本大震災と似ているショック!


って印象があったんですが、教科書に載っていないということは


ほとんどの人が知らないのでは?!?! これは、問題ですね。


今回を機に、載せていただきたい!!ヽ( )`ε´( )ノ




続いて「安政の大地震」は聞いたことがありますか?


これも数ある教科書のなかでも1冊しか載っていないので知らない人のほうが多いですよね・・・



安政の大地震は、関東大震災の前に起こった関東での大きな地震です。


安政2年10月2日(1855年11月11日)

江戸で起きた直下型 マグニチュード推定7.0~7.1


この年の前後にも大きな地震が何回もあったそうです。




このような災害時、幕府はどのような対応をしていたのでしょうか。



江戸の近くでは、お金を貸したり、炊き出しをしたりしていました。


物価統制や風評被害を取り締まったりしていたわけです。


失業対策のための公共事業も行っていました。



しかし、江戸から遠いところでは、参勤交代をゆるめるといった程度で、

救済に関しては自力でやってください という感じなんですね。


なんでこんな温度差があるんでしょうか。


それは、幕府でも所詮は一大名だということです。

江戸幕府の土地は、全国の1/4だったのです。


自分の領地を守るためには積極的に動くけど、ほかの土地については

自分たちで責任をもってあたるべきという姿勢だったわけです。


しかし、「富士山大噴火」のときは少し違ったのです。

たしかに、富士山からの噴火した砂や石が江戸のほうまできたのは確かだったのですが


全国一律の復興税的なものを徴収したんですね、これは初の試みでした。


でも世間からの評判は最悪。なんで?


ほとんどが幕府の懐に入ったからです・・( ̄□ ̄;)!!




それをきっかけということではないですが、百姓一揆が増えてきたこともあり


全国の大名に対して「お手伝い」程度ではありましたが、


無関心みたいな厳しい態度を改めました。




このように歴史から学べることはたくさんあります…


被災地の土地の利用コミュニティの再編などなど


人口減少が進む被災地にどう対応すればいいのか。



これから待ち受ける問題の解決のヒントとなるわけですひらめき電球



代官伊奈半佐衛門(忠順)は駿河国駿東郡では復興に力を尽くした恩人として語り伝えられている人物の一人です。

このような歴史人物の行動や考え方を学ぶのも一つの手ですね(°∀°)b



「防災」という教訓を得ることもできます

そして、「今」を歴史的にとらえることで「未来」を創っていくことができる


と松尾教授はおっしゃっていました。


また、地域の資料・文化財の保全は地域再生のために役立つ

ともおっしゃっていました。




そこで重要なのは、


過去を忘れないということと同時に地域の人と理解を得ながら行うこと



が大切だとおっしゃっていました。



愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ


というビスマルクの言葉があります。





意味は、愚かな者は自分の経験から学び、賢い者は歴史から学ぶということです


そのまんまですねw





歴史は、さまざまな人々が困難を乗り越えてきた物語のようなものです。


「こんな考え方で、このようにしたらうまくいった」


とか


「うまくいかなかった」


など、何千年の歴史には


うまくいく共通点が絶対あるはずです(*^o^)乂(^-^*)



その核を学ぶことで、この大難をみなさんで、乗り越えたいですね音譜音譜






今回は以上です。

もっと深い話ができればと思ったのですが、難しいですね。


まだまだ、リレー講義続きます。


来週はウーゴ・ミズコ准教授による「震災を受けた文化遺産の保護」です!!


一般の方でも公聴出来ますので

興味のある方は、学習院女子大学HP⇒こちらから


もしくは、「リレー講義」のご案内(PDF) をご覧ください(///∇//)



最後まで、ありがとうございました(*^o^*)/~



山下