こんにちは、ブログ担当の藤田です
雷が鳴ったりどっと雨が降ったりして、すっきりしない天気が続きますが、そんな中でも仕事終わりの介護現場の皆さんにお集まりいただき、今回やったのは1年ぶりとなるワールドカフェ。
本来は今回【おやつ作り】をする予定でしたが、事情により変更、ピンチヒッターで私藤田が進行させていただきました。
ワールドカフェっていっても喫茶店を開いたわけではないですよ
【知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い自由にネットワークを築くことのできるカフェのような空間でこそ創発される】という考えに基づいた話し合いの手法です。
今日の問いは“質の良い介護とは何か”。
介護保険も改正され色んな加算も登場しています。
“より良い介護”とか“質の高いサービス”とか、色んな表現でもって現場にも求められているところですが、具体的にはどういうことなのか何もって質が高いといえるのか
それをはかるモノサシはどんなものか
皆さんが思う介護の“質”っていったいどんなものなのでしょうか
ワールドカフェのいいところのひとつは、誰でも気軽に意見が発信できるところ。
同じ60分の話し合いでも、座っている時間の方が多いなんてことありませんか?
ここでは同じ時間で、みんなが喋り、みんなの意見を吸収できるような環境を作り、濃い~~~時間を過ごしてもらえます。
メンバーを変えながら、真剣に、ざっくばらんに、いろんな角度から意見交換がされています。
ターンを重ねるごとに話が膨らんでいったんだろうなと、沢山のことが書き込まれた模造紙から見て取れます。
・相手を知り、思い、考えること
・介護の質=人
・知識や言葉遣い、身だしなみなど
・利用者さんに笑ってもらう
・思いやり
ワールドカフェでは気づきや考えの結びつきなどを大切にするため発言内容はすべて肯定されます。
いろんな職種や経験の方が自由に意見を交換することで考え方が広がってくれたら嬉しいです。
ファシリテーターとしての反省も多々ありますがまたの機会までに鍛えておきます
最後に告知。
今回のワールドカフェとも通じる部分ではありますが、介護の質についてとことん話し合いたいメンバーで【介護教育研究会】発足のご挨拶。
介護サービスの質は「構造(structure)」「過程(process)」「結果(outcome)」の3つの枠組みで評価されることが主流となっています。良い構造⇒良い過程⇒良い結果へつなげるために具体的な取り組みをしていきます。
つながりの会のいつもの集まりとは別に、有志が集い、時間をかけて議論を重ね、介護サービスの質の項目を明確にし、介護職員教育プログラムの作成を目指します。
つながりの会はそれぞれの事業所で悩みを抱えた人、不安の多い新人さん、新たな可能性を模索している人などが気楽に集い、絆を深めてもらう場。楽しく有意義な時間を共有することで明日への活力へつなげる場。
そこから派生し一歩踏み込んだ研究を始めるグループ。
いろんな思い、いろんな活動があって良いですね。
これからも色んな方に出会い気づきを得たいなーと思う藤田でした