大場 つぐみ, 小畑 健 「DEATH NOTE」
ジャンプ・コミックス
第二のキラは、人気モデル・ミサミサこと、弥海砂だった。人間界にあるデスノートは、ライトの持つ一冊だけではなかったのだ! 更にミサは、死神と「目の取引」をしたことにより、ライトにはない能力を手に入れていた。
キラに憧れたミサは、メディアを使ってキラに接触を試みる。Lに疑われている今、ノートを持つミサが派手に動き、ライトに接触を図ってくるのは、本来ライトにとっては迷惑千万なことであったが、ライトは何もかもをも利用する。
Lはライトを疑いつつも、警察と共同で動く、キラの捜査班にライトを招き入れる。二人の化かし合いが続く・・・。
1巻から3巻までを読んで
、この設定は凄いけど、このままだと単調だなぁ、と思っていたけど、物語はガンガン動いていく。息をもつかせぬ展開とはこういうこと?
ライトはLに疑われている事を逆手に取って、身の潔白を証明するために、自ら監禁されることを志願する。勿論、ライトにはライトの考えがあっての事。監禁の前に、デスノートを捨ててしまったライトは、何を狙う?
ついにはライトの監禁中に、ライトでもミサでもない、第三のキラが出現し、ライトをキラとするLの推理は覆る・・・。
デスノートの所有権を放棄すると、デスノートに関する記憶を失い、また、死神も見えなくなってしまう。個人的には、デスノートを捨ててしまった後、リンゴ大好き死神リュークの出番がなくなってしまったのが残念。このお話は、あの飄々として「面白!」と、何もかもを面白がるリュークがいてこそ、とも思うんだよね。