DVD「父、帰る」 | 旧・日常&読んだ本log

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流れ去る記憶を食い止める。

2005年3月10日~2008年3月23日まで。

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どーんと来た。

十二年ぶりに、父が母と息子二人のもとに帰ってきた。息子たちは父の顔を写真でしか知らない。彼は息子たちを連れて、小旅行に出かけるが・・・。

ロシアの美しくも荒涼とした厳しい自然、厳しく決して優しくない父。久しぶりに会ったにも関わらず、父は息子たちに説明をすることもしないし、迎合する事もない。

「僕たちだけで上手くやっていたのに!」と叫ぶ弟イワンの気持ちも分かるし、厳しいけれど自分が信ずる所を息子に教える父の気持ちも分かる。ワーニャはただ幼すぎたのだ。

「大人になる」ために、この経験が必要だったとすれば、それはあまりにも辛すぎる現実だ。

角川エンタテインメント
父、帰る


なんで、画像が出ないのかしら・・・。父を睨みつけるイワンの表情がとても印象的。
2003年ヴェネチア国際映画祭で絶賛されたそうであります。