THE BLUES BUSTERS - BABY I'M SORRY (1976)
街の本屋は誰に殺されているのか?
インパクト大のこの1冊。。前回の続編
まず、紙の本の売れ行きが書かれていないんですね。。
本をよく読む人の比率は大きく変わってない、とのことだが果たしてそうなのか?
20年前と2024年を売上比較をした方がよいです。
スマホ、ネットが読書離れに火をつけていると世間ではいわれてますが
実はその前後では変化はなく、それより以前になるんです。
読書するかどうかは、遺伝と家庭環境に左右されます。
なので、かなり前からそもそも読まれてない。
自分の周りの人に聞いてみたらいい。月に何冊小説、教養書、エッセイなどを読んでいるか?
月1冊年間12冊読みます!なんて人はほとんどいないはずです。
本屋のマージンを上げろ!というのがありますが
それで全体の売り上げが上がるなら、出版社も1冊の粗利を削る余地もありますが
そんなことはなさそうです。なので、発売から半年~1年で値引きというのは
一理ありですが、その分本屋のマージンが減りますよ!となる。
のめますかね!?どうだろう?
本屋のセレンディピティとノスタルジー、文化、街の居場所が大事とのこと。
私は年間60冊以上、数年前なら120冊ほど紙の本を読んでましたので
わかるはわかります。。ただそんな人はほとんどいない。
なぜなら、ここも重要な点で、本を娯楽のコンテンツだと位置づけるべきであり
ライバルは他のコンテンツエンタメなのです。地上波TVがネットに負けているとありますが
ここに本も入れないとおかしいわけです。
時間の奪い合い、そこに紙の本がどれだけ食い込めるのか?ほとんど望み薄。。ですよ。
売れ残った本は返品できるけど、物流や管理のコストがかかる、とする一方でリスクは少ない。
どっちなのでしょうか?
結論、角川が画期的な事をやってるようですし、本だけを売るわけではない
個性的な本屋ができきているようなのでそれで十分でしょう!となりました。
目次
プロローグ―過去の栄光にしがみつくこの国で
第1章 日本の本屋が消えていく理由 なぜ、街の本屋が消えていくのか?
第2章 本屋が守られている国と失う国 海外では、なぜ本屋が減っていないのか?
第3章 街の本屋を守るために、“出版界の当たり前”を疑え
第4章 本屋“進化”の最前線―現場から始まる本屋の未来
第5章 本屋が主導する流通改革―出版業界の構造
第6章 制度が守り、制度が壊す―出版界の「進化できない構造」
第7章 「守られた業界は、こうして滅びる」―制度疲労に沈む日本社会
第8章 未来の本屋が灯す希望―文化と知の交差点へ
エピローグ―街に本屋があるということ