2月に入り、次男の指に若干違和感を感じた私。

色々調べて、病院へ連れて行くことに。

診察室に入り、先生が診てくれて。

先生の表情と口数の少なさから嫌な予感しかしなくて。

先生が一言。

もっと大きな病院で診てもらったほうがいいから、紹介状書きますね、と。

色々聞きたかったけれど。

小学3年ともなると、話の内容がわかるから。
 
私も何も聞かずに、分かりました、と出ていき。

痛いことなど何もされなかった次男は。

大丈夫だったのだといつも通りで。

帰りの車の中では爆睡していて。

私は運転しながら、ポロポロ涙が出てきて。

紹介状に書かれたこの担当医の欄が嫌で。

次男がガンかもしれない、どうしよう、と。

こんなとき、色々知りすぎているがゆえに。

頭の中は勝手に悪い方向に想像を巡らせていく。

泣いてる姿を次男に見られたら。

なにか察するかもしれないから、泣かないようにするけれど。

涙がどんどん出てきて。

家が近くになるにつれ、泣き止んで泣き顔がバレないようにしないといけない、と必死に我慢し。

家に帰り、いつも通り家事に追われ。

オムツの外れていない桜子が、うんこー!と言ってきたり。

洗濯回したりご飯作ったり。

宿題見たり、保育園のお便り帳に目を通したり。

幸いにも、追われまくってる私は。

強制的に、今目の前に戻されて。

色々考えている暇がない。

今日だけは、寝る時間もなくていいから。

なんにも考えないでいいように。

しなくちゃいけないこと、たくさんください!と思ったが。

夜になれば静かになり。

またぐるぐる考えちゃうけど。

まだ悪性腫瘍だと決まったわけじゃない、のだと言い聞かせ。

子供達から、母ちゃん!母ちゃん!と今この瞬間に戻されては、それに感謝して。

結果がどうなろうとも。

今は、今を楽しんで。

起こること全てが最善なのだ、と信じよう、と。

信じていたい、と。

そう思う私。