この春、長男が通っている園に次男も入園しました。年少さんです。


長男入園の時は勝手も分からず知り合いママさんもいない上に、重度障害児の長男はマイワールド全開で完全にアウェイ状態でした(送迎だけでも緊張して胃が痛くなってた…)。

一方次男入園の折には、クラスの半分以上のママさんとは既に顔見知りになっており、園のこともよく知っていたのでたいへん気楽でした。同じ場所なのにこんなに慣れるものなんだよ、通い続ければ時間が解決するよ!と胃を痛めていた頃の自分に教えてあげたい。


2年前の長男は体調不良で入園式を欠席したため、今回が我が家初めての入園式。

フォーマルのセットアップを着て、おじいちゃん(私の父)に買ってもらったピカピカのプラレールの赤い靴を履いて、ニコニコと登園した次男。受付で渡された帽子と名札がとても似合っていて、大きくなったなと感じました。

式自体は退屈だったみたいですが、なんとか頑張れていました。改めて、長男は入園式を欠席して良かったなと再確認。3歳の時点で堪えられるわけがないわ。てか、今でも無理だろうな。マジで卒園式どーするんだろ真顔トオイメ


式のあと、ステージで自由に記念撮影していいですよと先生に言われて女の子たちが前に集まったものの、男の子たちは緊張していて気乗りしないのか誰も壇上に上がらず。すると次男だけが一人女の子たちの輪の中に入って、置かれたベンチのど真ん中に座るというひとコマがありました。女の子たちは、

(え…そこに座るの??)

と若干引き気味(笑)しばらく後に隅の方に移っていましたが、満面の笑みで、

「ママー、写真撮って!!」

とカメラ目線を何度もくれました。意外と気後れしないというか、物怖じしない性格なのかな?

全然私に似ていません。良かった良かった泣き笑い


***


次男は毎日楽しそうに登園しています。

三輪車にまたがって園庭のトラックを何周も回ったり、砂場でままごと遊びに興じたり、室内ではレゴブロックで車を作ったりと、満喫中。

偏食がひどいので給食は心配していましたが、苦手な野菜や汁物、味ご飯系もちゃんと食べているみたいです。引き続き家では食べないけど、頑張っているからよしとするかな。食具も上手に使い、ナフキンも服も汚さずに帰ってきます。

トイレは成功しないけど、トイレに行って座ることは頑張れているみたい。家ではトイレもパンツも断固拒否で、事前はおろか事後告知すらもしません。もう3歳8ヶ月なんだけど…無気力


お迎えに行くと、

「ママー!」

と駆け寄り、抱きつきながら、

「大好きー」

と言ってくれる次男。先生と挨拶をし、手をつないで帰途につきながら、今日は何したのか、給食やおやつは何を食べたのか…園での様子を少しだけど話してくれます。


どちらも、お迎えの時間ではあちこちで当たり前に見る光景。だけど発語がなくて、お迎えに来ても分かりやすい反応がない長男との間には見られない光景でした。


もちろん長男のことが可愛くないわけではないけど、この当たり前で普通の光景がとても嬉しくて、心が温まります。

普通がこんなに尊いものだなんて、こんな境遇にならなければ知らなかっただろうな。


「ママがいなくてさびしかった?」

と聞くと、

「ううん、さびしくなかったよ!先生がいるからさびしくない!」

という返し。3年半のあいだ、基本常に私から離れず一緒に過ごしていたのに、集団生活に飛び込んで行ったらあっさり馴染む姿を見ていると、子どもというのはなんとたくましくて健気なんだろうと感じます。

もちろん、私の前では我がままを言ったり赤ちゃん返りも多少あるけれど、園では頑張っているのだから家ではリラックスしないとね、と思ってます。


長男のようにゆっくりした成長しかしない子どもに比べると、定型発達の子どもの成長はあっけないくらいに早く感じることもあるそうで。次男もそういう子なのかもしれません。

でもまだまだ、握ったその手は小さくて温かくて、守ってあげないといけないもの。それに加えてきょうだい児ということもあり、無意識のうちに無理をして(させて)いるかもしれない次男。

まだまだ、大事に大切に見守っていきたいと思います。


にしても…この夏トイトレ頑張るしかないな魂が抜ける