次男は3歳半。相変わらずプラレールときかんしゃトーマスが大好きです
今春に入園予定。ついに年少さんになります。身辺自立はなかなか進まず偏食もひどいけど、口は達者でとてもおしゃべり。
「(長男の代わりに)2人分しゃべってるよな」
と、旦那はよく言います。
何かやってもらいたい時や甘えたい時は、
「腰が痛いからできないよー」
「具合が悪くなっちゃったよー」
「涙がー!涙が出ちゃうよー!」
みたいなことを言います。腰が痛い3歳児なんて普通に考えてちょっとあり得ないので、完全に大人の真似(笑)
本当に具合が悪いのかも?と心配してねんねしようと誘うと、その場でグーグーと数秒寝たふりをして、
「あーよく寝た。もう元気になったんだ」
と言ってみたり
長男に対しても、
「落ち着いて。大丈夫だよ」
「テレビをバンバンしないよー」
「(散歩の時に)先に行っちゃいけないんだよ」
と声をかけます。これもまんま私の真似。
お話ができる子どもって本当に可愛い
長男は長男なりの可愛さがあるけど、種類が違う。例えば最近の長男は、私が食事を作っているとカウンターに上ってきて、キャベツや白菜の切れ端を欲しがります(草とか葉っぱを食べてしまうだけあって、生の葉物野菜が好き)。
「ウオアアオオン」
「トゥットゥー」
と動物の鳴き声みたいな喃語を発しながら手を伸ばすので、キャベツの芯をあげると嬉しそうに受け取り、両手で持ってシャクシャク食べます。あー、なんかこういう小動物いるよねって感じ
長男はペット的な可愛さなんだと思う。
ディスってたり差別してるわけじゃなくて事実というね…。
次男は、長男が周りの子とは違うことを少しずつ認識してきたようです。
旦那と次男が2人でお風呂に入っている時に、
「パパはしゃべれる。ママもしゃべれる。次男くんもしゃべれる。長男くんはしゃべれない。どうして長男くんはしゃべれないの?」
と質問してきたそうです。
「長男くんは、おしゃべりをするところが壊れているんだよ」
と旦那が説明したら、
「長男くんは何を考えているの?」
と聞かれたらしい
後日私にも同じことを聞いてきたので、
「ママにもよく分からないんだよ。でも、次男くんと同じように、楽しいとか悲しいとかいろいろ考えていると思うよ」
と返しました。ちょうど庭で長男が泣いていたのでそれを見て、
「おしゃべりできないからエーンエーンって泣いてるの?」
と聞く次男。
「今泣いているのは、家に戻りたくなくて泣いてるだけだよ。おしゃべりできないから悲しいと思っているかどうかは、よく分からないよ」
と話しました。次男は、
「そーなんだ」
と言ってたけど、どこまで理解できたかはよく分かりません
次男にとって、発語のない兄の存在は生まれてからずっとそばにいる当たり前のもの。でも、あまりにもしゃべれないからさすがに疑問を抱きはじめたんだなと感じました。
でも、長男のことは好きみたい。
一緒にゲラゲラ笑いながら駆け回ったり、手を引いて誘導してあげたり、おもちゃの取り合いをしたり…普通の兄弟のように見えることもあります。
次男の方がお兄さんぽいと思いきや、自我の主張がそこまでない長男が自然に退くことも多いので、激しい衝突もしません。
…おそらく、既に発達年齢的に喧嘩にもならないくらいの差がついている気がします。0歳と3歳はあまり喧嘩しないと思うから。
でももう少ししたら、障害の重い兄を疎ましく思うようになるかもしれません。
重度知的障害児がいる家というのは、どうしたって落ち着かないものです。
ひっきりなしに壁や床を狂ったように叩き、奇声をあげる。絵本もおもちゃもすぐボロボロになる。玄関の靴から勝手に中敷きを抜いて、ベチャベチャになるまでしゃぶっていたり。異食も本当にひどい。
これでも長男はメンタル的にとても落ち着いているんですが(どこがだよって感じですよね笑)油断も隙もない現状は変わりません…
きょうだい児として、次男に苦労をかけてしまうことはどうしても避けられないと思っています。
せめて次男の疑問にはきちんと答え、障害のことについて包み隠さず話し、不満は真摯に受け止め、生まれてこないほうが良かったと思うような人生を送らないように尽力し続ける…そんな親でいたいです。