先週は、発達支援センターの夏祭りでした祭

施設内には射的銃や魚釣り、ヨーヨー釣りや金魚すくい(金魚はもちろんおもちゃ)やお化け屋敷おばけなどのコーナーができていて、親子でそれを回るというかたちのものです。


どのコーナーも凝って作られているので、忙しい中先生方が手間ひまかけて準備してくださっていることがよく分かり、頭が下がります。通所している子たちもとても楽しみにしているみたいニコニコ


でも、長男には…難しすぎる。本来の遊び方で遊べるコーナーは、ただの一つもない驚き


で、何をして過ごしたのかというと…

ヨーヨー釣りと金魚すくい用に水が張ってある大きなたらいの中に手をつっこんで水しぶきをあげ、水をすくって飲み、お気に入りのペットボトルのおもちゃを水に浸け…といった具合で、本人も全身びしょ濡れになりながらひたすら水遊びして終わりましたアセアセ

もちろんヨーヨーを釣るとか、金魚をすくうなんて無理。代わりにヨーヨーの風船や金魚すくいのおもちゃを水から拾い上げて口に入れ、カミカミしてました。他の子がそのコーナーに来たら、先生がそっと廊下に連れ出してくれました。

コロナ対策で少人数の開催&療育先での夏祭りだから良かったものの、普通のお祭りでそんなことしたら顰蹙(ひんしゅく)ものだし、まずあり得ないわ魂



夏祭りは、毎年あります。

もちろん、去年も参加しました。


毎年同じイベントをすることで、去年はできなかったけど今年はできた!みたいに、その子の成長を感じることができると言うけど…

長男には全然当てはまらなかった。


なぜかというと、たらいで水遊びをする姿は1年前と全く同じだったから真顔

変わったことといえば、背が伸びたことでたらいの壁を乗り越えられるようになり、簡単に水の中に入ってしまったことかな。去年は入りたくても入れなかったから…だから、身体しか大きくなっていないという現実を突き付けられたようで悲しい



私一人で子どもたち二人を見ることは不可能なので、担任の先生がずっと長男に付いて、脱走や水遊びでの暴走を止めていてくれました手

「お母さん、次男くんと回ってきたらいいよ」

と言ってもらえたけど、次男もいつもと違う雰囲気にめちゃくちゃ警戒して、ほとんど喋らず私にしがみつき、やはりまともに遊ぶことはありませんでした。やっぱり繊細な子なんだろうな。あと、お兄ちゃんが遊べないから遊ばないのかもしれない。

「おにーちゃん?」

と、心細そうな声で長男の姿を目で追ってました不満



他の子どもたちは可愛い甚平を着て、親やきょうだいと楽しそうに回っていました乙女のトキメキ

そんなよその家族の姿を見てると…ぐっしょり濡れたTシャツと短パン姿で一心不乱に水を撒き散らす長男。そして顔を強張らせて固まっている次男との対比がすごくて、とても悲しくなってきてしまったもやもや

この施設は、軽度やグレーの子が多い印象。こういった場で水遊びをしたり、脱走する子は私の知ってる限りほぼいないのでね…療育先の中でも圧倒的に何もできない子だなぁとはいつも感じてますが、今回改めて思い知らされました。


「たまにはこうやっていつもと違うシチュエーションを経験することで、イレギュラーなことが起きても大丈夫なようになっていけるからね」

と、先生が言ってました。

私もそう思う。

長男にとっていわゆる季節の行事は『お楽しみイベント』ではなく『ルーチン崩しの訓練の場』に過ぎない。

だから、ある意味ものすごく大事なんだよねキョロキョロ


ただ、本人は目いっぱい水遊びができてそれなりに満足だったみたいです。だから結果オーライなのかな?

考えようによっちゃ、"正しく遊んでほしい"なんて思うのは、親のエゴかもしれないし。