前回書いた記事がアメトピに載りまして。


タイトルが、

息子に拒絶されて心が折れた夫

…と、旦那がえらくクローズアップされていましたので、今日はそんな旦那にちなんだ話を。


先日、結婚記念日でした。5周年になります。

何度かブログに書いたのですが、私と旦那は15歳差。現在私が36歳、旦那が51歳です。でも当時、私はその年の差ゆえに結婚をためらうということはありませんでした。


まー、それだけ好きだったんです。

おーおー、好き勝手ノロケなさる指差し


優しくて頼りになるし、一緒にいて気を遣わず楽で、すべてをさらけ出せる安心感があり、なにより価値観も重なるところが多い人だったので。

自慢だけど、柳葉敏郎や渡辺謙似のなかなかダンディなイケメンイケオジでもあります(笑)


今でも、この人と結婚しなければ私は一生結婚しなかったなと思ってますキョロキョロ

お互い細かい不満はあれど、基本的に仲良し。近くに頼れる親類縁者がいないので、私と旦那はいわば運命共同体で一蓮托生。どちらかがいないとお互い生活が立ち行かないわけで、仲良くしないと生きていけないというのもある。


でも、時々ふっと考える。

私と旦那は15歳差。そして、日本人の平均寿命によると男性より女性の方が6歳ほど長生き。

※2021年発表のデータによると男性81.64歳、女性87.74歳


ってことは旦那の没後、私ひとりで15〜20年くらいは生きないといけないってことになる!

いや、ただ生きるだけじゃねぇ…重度知的障害のある長男を年老いた自分ひとりで見ていかなきゃならんってことか驚き


単純計算してみる。

旦那がよく生きて85歳で亡くなったとする。私はその時点で70歳。…長男は37,8歳。

え、70代のおばあさんがひとりで30〜40代の障害ありの男性の世話するってかなりハードじゃない?…いや、成人するまでに身辺自立がどれだけ進むか、強度行動障害などがないか、日中作業所等に通えているか、なんかの状況にもよるんだろうけど。


次男はたぶん定型発達…だと思う(願望)。家族だからすべて話すし、関わらずには生きていけないだろうけど、本心としては背負わせたくない。きょうだい児としての苦悩も、義務感も罪悪感もなるべく持たせたくない。できれば、離れて暮らしてほしい。



昨年『梅切らぬバカ』という映画が公開されました。フォロワーさんの中にも感想を書いていた方がいらっしゃいました。私はまだ観てないのですが、気になる映画です。



老いた母親と、50歳の自閉症の息子が共に暮らしていたが、母が自分の亡き後を考えて息子をグループホームに入れる…というあらすじが、自分の未来と否が応でも重なります。


先に逝くことはどうしようもないだろうが、旦那にはなるべく元気で長生きしてほしい。

だって、私と一蓮托生だもの。旦那とは、幸せで楽しいことだけでなくツラくて苦しいことも、死ぬまで、それこそギリギリまで共有したい。



あれ、なんかノロケてたのに途中から重い内容になった…どうしてこうなった!どうしてこうなった!


まぁ、言うてもまだ30年以上あるし…

目の前のこと頑張るしかないかキメてる



ちなみに、長男の旦那に対する拒絶はどうなったかというと…まだタッチや抱っこはさせてくれませんが、笑顔を見せるなど少しずつ気持ちは和らいできました。

旦那はお菓子で釣ったり、仕事で疲れているのに体を張った芸をして笑いを取ったりと長男との距離を詰めようと頑張ってます。

「あなた、いいお父さんだね」

「…死ぬわ」

おい、まだ早いって真顔