高橋尚子さん,お疲れ様! | tsumao.net "Da life"

高橋尚子さん,お疲れ様!

高橋尚子選手,引退。




彼女の実績は,まさに「偉業」だらけ。

出場したマラソン全11大会中7回優勝。

2回目のマラソンで日本記録樹立。

3回目のマラソンとなるアジア大会では,亜熱帯地方特有の高温多湿の気温30度を超す最悪な条件のなか、2時間21分47秒のアジア最高記録(当時)で金メダル。

5回目のマラソン,シドニー五輪では見事に金メダルを獲得、日本陸上界64年ぶり戦後初の快挙であるとともに、日本女子陸上界においては史上初の快挙だった。またゴールタイムの2時間23分14秒は、五輪最高記録であった(この記録は今もなお破られていない)。

6回目のマラソンとなる2001年9月30日のベルリンマラソンでは,女子初の2時間20分突破となる2時間19分46秒の世界新記録(当時)で優勝。日本女子マラソンがつい に世界記録を更新した瞬間でもあった。(2008年現在、高橋は女子マラソン世界記録を更新した、ただ一人の日本人選手である。)

翌年のベルリンマラソンでも優勝し,マラソン6連勝。初マラソンから数えて7戦中6戦優勝という快挙。

アテネ五輪は,調整ミスから選考会で敗退し,出場出来ず。その後,小出監督から独立し,「チームQ」でリスタートするも,相次ぐ故障,調整ミスが続いた。



まあ,「ヒトに歴史あり」,だな。
どんなアスリートにも,いつかはこの時がくる。
ボロボロになるまでやるのか,絶頂期でやめるのか,それは本人が決めること。
ただ,彼女の競技に対する姿勢は素晴らしかったと,オレは思う。
彼女の爽やかな明るい笑顔と前向きな姿勢は,多くの人々に感銘を与えていたと思う。

小出監督がJ大OBだったり,トレーニング環境が近所だったり,年齢が近かったり,イロイロなつながりで,何回か会食したことがある。



彼女はいつも明るくて,気さくで,オープンマインドな,ステキな女性だった。

ちなみに,彼女は学生時代,1500m,3000mでインカレ出てた。
オレ,同世代だから,確実に観てた,国立で。
彼女の世界デビューは1997年世界陸上競技選手権 アテネ 大会の女子5,000m。決勝13位。
トラックでスピードを磨く。コレ大事ね。


彼女の座右の銘。
「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。」
いいコトバだ。彼女らしいね。

とにかく,お疲れ様でした。
少し休んで,また明るい笑顔をみせてください!