自分の中に起きる感情を受け入れる、ということについて。
以下は著作からの抜粋です。
(下線、太字、改行 は私の重点メモ、アレンジ部分です)
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人間は自然の中の生き物だということを自覚してほしい、と思う。
機械ではない、パソコンではないのだ。スイッチを入れれば、いつも一定に動くというわけにはいかない。自然の中では、お天気だって晴れだったり雨だったりする。
体も心もそれと同様、絶好調もあれば今日ひとつ、というときもある。
無理に晴れを続かせようとするより、雨降りなら雨降りの日にぴったりのことをするのが、自然との上手な付き合い方。自分の体や心とのお付き合いも同様だ。
無理して好調を続けようとするより(そもそも、そんなこと不可能だが)、不調の時は、不調なりにできることを探していると納得がいくはずだ。
いつも好調に見える元気な人にも、不調の時は必ずあるはずだ。
私自身は体調が悪い日の方が、調子の悪い人の気持ちに共感できたりする。
年をとるにつれ「絶好調」の日も少なくなるが、逆にそれだけ「好調」な日を大事に過ごせるようになる。
「私だけが調子悪い」と思うのは禁物。
元気に見える人は不調な時を受け入れ、それを上手に活用するのがうまいだけなのだ。
P.56 不調を受け入れる より
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何をしてもうつっぽい時とか、やる気が出ないとか、何を見てもイライラするとか、そういう時は誰にでもあると思う。
そういう時、この気分をどうにか変えようと、ベクトルの方向をグイッと無理やり曲げてしまいがち。
そういうときもある、と受け入れて、その気分のままでやり過ごすことが正解のようだが、これが簡単なようでいて難しいよね。
人間、どうしたって気分が落ち込むことを避けたいわけで。
私は、2年くらい前からマインドフルネス瞑想をほぼ毎日続けている。
これについて書き始めると長くなってしまうので書かないが、そのマインドフルネスといえばこの人!という、ジョン・カバットジンという人の著書にあった言葉を書いた紙を壁に貼っている。それは、
「なんであれ、自分が抱いている感情をそのまま感じることを自分に許してあげてください」
という言葉。この言葉に頭を殴られたっていうのか、ガツンときて、座右の銘にしている。
落ち込みがちなときは、そのまま自分は落ち込んでいるんだ。それでいい。
ムカついているときは、そのまま、ムカついているでいい。
こうしていくうちに、感情を抑えることが当たり前になっていたことから解放されていった。
感じるままでいいのだ、と。
ちょうど、女優・石田ゆり子さんの本「Lily」の中のインタビューでも、ゆり子さんがこう答えていたので記載する。
以下は著作からの抜粋です。
(下線、太字、改行 は私の重点メモ、アレンジ部分です)
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わたしは水泳選手時代に鍛えられましたし、強いか弱いかと聞かれたら芯は強いほうだと思います。逆境にも強い。
でも、もろいところもあります。いつも強くはいられないし、崩れ落ちそうになるときだってあります。
そういうときは逆らいません。戦って解決できることなら戦いますが、そうじゃないことは受け入れるしかないですよね。あきらめる、というのともちょっと違うんですが。
だから、落ち込む時はとことん落ち込んでみる。無理にその感情を解消しようとしません。
わたしは根が楽観的なんです。ケ・セラ・セラ、なんとかなるって。本当にラッキーなことに、これまでなんとかなってきましたから(笑)。周りに恵まれ、環境に恵まれてここまで仕事ができたことは事実ですね。
石田ゆり子『Lily ー日々のカケラー』P.140 より
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逆らわず、受け入れる。
落ち込むときはとことん落ち込んでみる。
無理にその感情を解消しようとしない。
同感!
ピラティスをやられているようなので、そこからこういった思想を得ているのかもしれない。
自分の感情をそのまま受け入れるということは難しいが、日々の習慣、筋トレが必要なんだと思う。
私も、まだまだ筋トレ中。