こんにちは はねゆきこです。

先日『親支援、子育てエンパワメント』と題して、安梅勅江先生のお話を聴きました。

 

保育者の視点についてですが、私にとって親の視点でも、とても大きな学びになりました。

 

 

エンパワメントとは

 

湧活・・・人々に夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来もっている素晴らしい、生きる力を湧き出させること。

 

私たち保育者は「支援ではなく、エンパワメントする」。

 

 

 

 

 

保育者に必要な科学的根拠

 

大前提として

保育のプロとして大事なことは何かという話がありました。

確かな知識と、経験だけでなく・・・「科学的・客観的根拠」が必要であるということ。

というわけで科学的な根拠を示すための、評価や支援のツールがあることを知りました。

 

 

その一つが、「発達評価ツール」。

いわゆる発達検査で使われている項目を評価しやすいものに変更し、月齢順にならびかえたもので、

以下の領域を設定し、子どもについての客観的姿をチェックしていく。

 ・運動発達(粗大・微細)

 ・社会性発達(生活技術・対人技術)

 ・言語発達(表現・理解)

 

上記6項目に凸凹、バランスの悪さがないか・・・。

ずれやバランス、成長(のび)を、乳児なら2から3か月を目安にチェックする。

伸びがみられなければまた対策。

 

また「育児環境評価ツ―ル」、「子どもの困り感に寄り添う支援ツール」「社会的スキル評価ツール」

などのチェックシートも観せてもらうことが出来ました。

 

 

 

科学的根拠からの評価の原則

 

 

この評価というものは「よい支援をするための評価」。

大事なことは「出来る出来ない」で優劣をつけるのではなく、継続的な保育の質を上げていくものとして使う

ずれ、バランス、のびを専門的視点で観察し、評価する。

それは評価にとどまらず、子どもも保護者も強みと困り感などの実態を知る、ということになる。

 


私自身が評価、ということばに抵抗感がありました。

それは単純に出来ていないことへの指摘のイメージがあったから。

出来てないことより、出来ていることを伝えたい。

そのために出来てないことばかり注視したくない。

そんな感情でした。

 

 

エンパワメントのためのいいこと探し

 

評価だけではもちろんないのです。

よいところをみつけ、認め、一緒に楽しむ。

 

観察眼を、「良いトコロにも向けていく」。

これを同時にしていくのです。

 

当たり前のように聞こえますが、出来ない探しをしていると、

「出来ないところ」ばかりに目が行くようになります。

それが脳の特性というのをしれば、逆に「いいとこ探し」も同じ。

 

ところが、バランスよく発動させるのが難しい。

左右に大きく振れる振り子のように、

わたくしは息子のよいトコロ⇔わるいトコロを行ったり来たりしていたのだ、と気づきました。

(自分の子育ての失敗反省は、これからの保育に生かそう!と前向きに思いなおす私💦

 

 

良いトコロをみつけ、本来のその子を認め、生きる力を育てていく。

私たち一緒に楽しむ、という感覚をもって。

日々トライアンドエラー。

 

また、私たち子どもの育ちにかかわる大人たちはいろんな人と共同して

お互いに行き過ぎず、偏らず、協力していくことも大事なのだと思いました。

 

 

子育て、お母さんだけでやらなくていい。

色んな力を借りて、いろんな目をもってやっていこう。

 

すべては子どもの育ちのために。

 

 

人の手をかりる、助け合うこれが最近のテーマだなあーと感じている今日この頃。

 

 

木のおもちゃ、好きだなぁ❤️