BUCK-TICKのギタリスト星野英彦さん…うううう〜ん言い慣れない(笑)、ヒデ58歳のお誕生日なんである。

 58歳。

 ヒデが批難GO-GOメンバーとしてバンドを始めたのが17歳の終わりごろのこと。

 バンドマンとしての人生の長さと、長さだけでは語れない紆余曲折だの波瀾万丈だのに、こんなにも思いを致すことになるとはね。


 音楽と人のインタビューも、もちろん読みました。

 BUCK-TICKのメンバー(の多く)は寡黙であると夙に知られるところであるし、事実、寡黙なのだろう。けれど、それは単に表出言語の多寡についてのみの話であって、内面で紡がれているであろうことばたちは決してわずかなものにとどまりはしないんだろうな…と、いちばん思わされるのが、ヒデだったりする。

 たくさん考えて、ちょっとだけ話す。

 そういう人なんだろうな。


 5人でいることと、5人のなかのひとりとしてどう振る舞いどのように機能するかを、メンバーそれぞれが考えたり感じ取ったり(それこそが長い時間をかけて構築した関係性によるものなのだろうけど)することで、今の役割分担になっていて、本人たちは「分担」とか「役割」なんてことも考えるでもなく自然にそのポジションについている…ように見えるところも、BUCK-TICKの魅力だと思っていて。


 それがさ、57歳半ばにして大変革を迫られるとかさ。しかも属している集団も、構成しているメンバーも同じまま(今はその場にたまたま揃っていないだけで、5人ともずっと「5人」だと考えているはず)、出力系統だとか、立ち位置(物理的な意味じゃないですよ…)の変革を余儀なくされる、ってのはどれほどのチャレンジかと。


 ASYLUM GARDENが好きだと、「好きなヒデ曲」企画では必ず言っているのだけれど、あっちゃんが歌うから好きなのよ。「螺旋 虫」だってそう。

 あの曲をあの詞で、あの声で歌うから好きなのよ。


 この先のヒデ曲は、どんな詞をまとってどのように歌われ、奏でられるのかなぁ。


 全ては、御身お健やかであればこそ。


 ヒデも今井さんもアニイもゆうたんもどうかどうかそこだけはよろしくです。

 あっちゃんは、みんながだいじょぶなようにちゃんとずっと見守っててください。

 最新のBUCK-TICKが奏でる「最高」を見て聴いて「ああ〜自分が歌いたかった〜!」ってじたばたして、また武道館でいたずらしちゃったり、なんならうっかり還ってきてくれちゃったりしてもいいのよ?

 ヒデの、困惑しつつ笑む顔が目に浮かぶねぃ。


 ヒデ、58歳のお誕生日おめでとうございます。

 どうかお健やかに。

 どうぞお好きなだけ存分にイケ散らかして焼き魚の山を築き上げちゃってくださいな。

 過去の自ツイ遡ったら去年の大阪、カミテにてオペラグラス越しに見てたら焼かれそうになったことをちゃんと呟いていました(笑)。ありゃあ危なかった。