この歳の修学旅行〈後〉 | 月読釣人の様々なブログ

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写真を多様して週1、2回程度でアップしております。
ルアー歴40年超のルアー釣行のお話だけに留まらず、山菜、松茸などのハンティング、地震の統計(月1)、日常的な事まで多種多様です。

身体休まることのない週末を中国で過ごし、無事、帰国して来ました。。。


最終日の日曜日のお話です。

この日は、さらに遠征することに。


まずは、中国の新幹線に乗りましたが、事前チケット購入やチェックインが必要ですが、いずれもパスポートが必要です。


日本人単独では、予約も難しく、個人では乗れないんじゃない?という感じです。中国人でもマイナンバーカードみたいなやつで入出していますし。


向かった先は、南京(日本語ではナンキンですが、ナンジン)です。


日本の新幹線で言えば、のぞみ級のヤツで1時間ですが、のぞみより40〜50km/h速いです。

グリーン席みたいな1等席を取ってくれていましたが、こんな費用まで出してもらえるなんて悪いなぁ、個人だったら払わなきゃなぁ。


あ、昨日行った辺りだ。


駅を降りるとお迎えの女性がおり、彼女について歩いて行くと、南京オフィスに。



中を見て回りましたが、予想以上にメンバーが多いのには驚きました。ここのメンバーもほとんどがエンジニア、特にソフトウェア系が大半を締めます。


そうです、これで出張成立、というわけです。

なるほど、そうなれば、旅費も会社かぁ。

ありがとねお願い


じゃあ、出張のついでに観光を、と。

どっちがメインだか爆笑


すでにハイヤーが準備されていて、乗ると、機関銃のようなおばちゃんが助手席に。。。


まあ、エンドレススピーカーですピリピリ

中国語なのでどうでもいいですが、どうやらガイドのようで、これからの行先の説明のようです。


到着しましたは、こちら。

牛首山は、牛の首を祀る山、というわけでなく、角があって牛の頭みたいな形だから、というみたいです。


ここでもパスポートが必要でした。

あれこれ政府に監視されています。。。

日本人観光客も激減でしょう。


中腹までバスで移動し、登りはエスカレーター、降りは階段で苦労する方々も。こういう寺院は山の上に作る物なのでしょうか?


日本では、役行者が霊山に登り開いて周ったと言われます。その山に神がいるか否かが登る前に確認できたようです。


ここは仏教の本山的な位置付けのようです。

すごい数の観光客が。

歴史的な物はこちらのようで、


これらは近代的な物です。



総工費は、20ビリオンRMBと言っていたかと思いますので、400億円くらいですが、まあ、かかるでしょうね。


山の上にこのドームがあり、中には巨大なお釈迦様が横たわっておられます。お願い


そこからエスカレーターで何段も下に降りて行きます。すると、


上の方には天国のような街が見えます。

なんか、こういうの、昔、TVの西遊記で見たのかな?見たことある感じです。


あの世に行ってまずは、閻魔大王の裁きを受けることになりますが、この世でどれだけの徳を積めるのか、そこがその先のターニングポイントになります。


真ん中から少し右手が恐らく閻魔大王様かと。

あの世に行ってから怒られませんように。

お釈迦様。


菩薩様でしょうか。


般若心経。?のはずですが、心が入っていないんですよね。摩訶般若波羅蜜多(心)経

文字は日本の般若心経と同じように思います。

が、読経では明らかに日本と中国で読む発音が違います。


それでもいずれにも効果があるはずですから、お経を読む発音よりも、その文字の意味に効力があるのでしょう。

ナームお願い


日本人が創作した物もあるようです。日本の寺院に比べると、何だか重みが。。。どこまでが本物で偽造なのかが。。。


とはいえ、一生懸命すがって祈る方々もおられ、そういう方々からすれば、本山は最も近くから声が届く有難い所、なのでしょう。お願い


ここには、お釈迦様の舎利が祀ってあるようで、それが皆訪れるほどの理由なのでしょう。

(機関銃おばちゃんが少し写っています)

私的にも、そういった考えを見直す貴重な機会だったかと思います。連れて来られなければ、絶対に自らが来ることのない場所でしたから、何かのご縁があったのかもしれません。

この歳にしてまるで修学旅行。


前世で私は、境内で仏像のような物を掘っていたようなので、その辺りのご縁かと。妻もよく来ていたようですが、前世でそれほどの信仰はなかったのでしょうか?私に会いに来たかったハートだけ?てへぺろ


お昼は、中国式の精進料理のビュッフェ。

どれも美味しかったですし、精進だと思えませんでした。しかし、この日の朝の朝食も肉系を食べていなかったので、私は朝からビーガン。


次に向かいましたのは、歴史的に政治的な場所。

正直興味は無いのですが、、、こちらの皆さんからすれば、今のこちらの国の組織が作られた始まりを知る重要な場所。そして彼らも党員。

正面。

背面。


共○党が占拠。ここから今のような国家が出来上がりました、、、が、それが良かったのか?


多くの人が見学に来ていましたが、まだMAX時の6割だとか。


首脳会談を行う会議室。


応接室。


エレベーターが時代を感じさせてくれます。


こちらは庭園。


元々は皇帝たちがいた所。


こんな風に囲碁を楽しんでいたようです。


こちらは加工された石の新しさから観光用に整備したのではないかと思います。何が本物なのか。。。


政権交代による新政府機関。


左から3番目に日本人らしき姿が。

彼は、宮崎寅蔵という革命家のようです。世の革命を行う上では、日本が、というよりまず中国を、という思想から革命の手助けをしたようです。


後に日中戦争から世界大戦に発展したことを考えると、それが正解だったのか、、、そこには疑問が残ります。


しかし、過去を責めたところで何一つ変わることはありません。それらを踏まえて、これからをどうやって生きて行くか、教えて行くのか、そこが大切なことです。


前日のビリヤード

のように見えるかもしれませんが、この日もビリヤード。


17時〜予約していた旧官邸近くのレストランには、もう30分の時間があり、時間潰しに近くにあったビリヤード場に行き、時間を潰しました。


2ゲームで30分が潰せました、し、何よりも涼しかった風鈴


南京は、蒸し蒸しとすでに夏でした。


そして、予約のレストラン。

入口の正面の壁に肖像画があるのが、見えるでしょうか?


現代の中国からすれば、毛沢東が普通ですが、ここは旧政権の蒋介石でした。


飲んでおいて言うのもなんですが、、、

散々歩いた後のビールがめちゃ旨っ!!!

それもこれは、小麦を原料に含む、白ビール、ドイツのバイツェンみたいなヤツです♪好!


この修学旅行を企画して連れて来てくれた開発部のトップの部長は、この近くの大学だったようです。


学生時代に友達と、たまーに食事に出た時にこの細切り豆腐を食べるのが楽しみだったようです。

懐かしいって。

このスープの味がすごくいいんです。表現しにくい味なんですけど。。。


そうしてまた、南京南駅に戻り、20時頃の新幹線で虹橋に21時半。タクシーでホテルに戻りましたのは、22時を過ぎていました。


こうして、濃密な週末を終え、翌日の月曜日はAM5時起きで帰国したのです。

マジで、ハードでした。。。


ちなみに日曜日から、、、また上海に行きます。。。真顔