新版画展 | 九十九次百 つくもつぐもも のぶろぐ

新版画展

2012/4/26(Thu)-5/7(Mon)
アート・ウォークかしわ 「大正新版画展」 at 柏高島屋


先日、新版画を見に柏へ行きました。
目的は、新版画を代表する絵師の一人、川瀬巴水の作品を見たかったから。
そして「新版画とはなんぞや?」をこの目で確かめたかったから。

$九十九次百 つくもつぐもも のぶろぐ

骨子の通った、とてもとても質の良い展示でした。
全体から細部に至るまで、感動感動感動の嵐。

まず、展示作品の種類の豊富さに圧倒され、
現役の版画店の作品管理の質の高さに感激し、
絵描きとばかり思っていた伊東深水の木版画に驚愕しました。

何より、この展示を美大でも美術館でもない、市民団体が主催し、在廊されているスタッフの皆さんが知識を共有されていることは、本当にすばらしいと思います。

私が会場へ足を運んだのは、GW中のある夜。
大変な混雑を予想していましたが、ところがどっこい、ほぼ貸し切り状態。
その場にいらっしゃったスタッフの方にお話を伺うことができ、感動は高ぶる一方でした。
ありがとーございます!
そして帰り道、自分の作品制作と向き合う。
間違ってない。進もう。

今回、私は自分の方向性について気付かされた点がいくつかあり、とても感謝してます。
ここでは多くを語りません。今後、制作活動を通して表現していけたらと思います。

ところで、今回の展示会場は2箇所に分かれていました。
異なる2つの建物内を、地下2階から地上8階へという大移動。
慣れぬ同線に苦痛を伴いましたが、結果オーライでした!

何故なら、移動中に鑑賞の余韻を楽しむことができたからです。
幼い頃からのデパートでの楽しみ。
主導線のそばに必ずある、フルーツ生搾りジュース店への寄り道です!(笑)
また、今回の展示チケットは別日に再入場することができましたので、膨大な作品数を集中力が途切れることなく楽しむことができ、大満足でした。