春爛漫 BEAT | 九十九次百 つくもつぐもも のぶろぐ

春爛漫 BEAT

4/13(Fri)-9/2(Sun)
BEAT TAKESHI KITANO 『GOSSE DE PEINTRE -絵描き小僧展-』
                at 東京オペラシティ アートギャラリー


昨日は雨宿りをしようと、以前から気になっていた展示を見に初台のギャラリーへ行きました。
2010年にカルティエ現代美術財団でロングラン公開された(予定の2倍の会期!!)、
北野武氏の凱旋個展です。(HPはこちら)

いやー面白かった!
フランス会場と雰囲気は違えど、厳選された質量で、色んな愛に溢れた内容でした。
展示作品は大きく分けて3種類、絵画とインスタレーションと動画があります。

中でも、特に興味をひかれたのは動画作品。
内容は昔のコントで馴染のある映像でしたが、
それをあのような展示方法で見ると、所謂質の良いビデオアートのように感じました。おったまげ!

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写真は戦利品。
会場を出たところに、インスタレーション作品の一つ、青達磨のガチャポンがあります。
表情は6種類、300円也。

不服な点を強いて挙げるなら・・
「恐竜の皮膚は何色」をテーマにパリで着彩した作品の、道具やセットも実物を見たかった!
映像を通して見ただけですが、よくできてるなー!

吹き抜け空間へ出ると、隅に赤黄色い派手な鞄が・・?
近づいてみると、おそらく本革で型も縫いもすばらしい・・そこに武さんの絵がちらほら。
横に設置された解説を読んでみると、な・・なんと?!
あのスイスのアートフェア「Art Baselにカルティエ現代美術財団から出品された作品!
後で知りましたが、箱から道具まで(絵具やスケッチブックなども)全てカルティエの職人さんが制作したもだそう。すごい!もう、声を出して笑っちゃいました!

作家も職人さんもコーディネーターの方々も、粋ですね!
こうなると、どうしても比べちゃうのが、あっちのコラボ。
こっちのコラボの方が、ずっと粋でステキに感じます。

展示は始まったばかりなので、詳細はぜひ会場で。

4/13(Fri)-9/2(Sun)
収蔵品展 『難波田龍起・舟越保武 精神の軌跡 -寺田コレクションより』
                      at 東京オペラシティ アートギャラリー


今回はお勧めがもう一つ。
2階の収蔵品の企画展です。
すごいです!特に一つ目の作品!
そもそも東京オペラシティのアートギャラリーは、
収集家の寺田小太郎氏のコレクションと御意向を発端とし、難波田さんの作品を無料で見れる(現在は企画展と合わせれば、無料で見れる)機会を設けてます。
正直、企画展よりもこっちがお目当ての時もあるほど。
今回もまた、国立近代美術館で開催中のジャクソン・ポロックにぶつけたと思われる、面白い内容です。

武さんと難波田さんの作品を足して、程よく気分が良くなったところで・・
外へ出ると、雨が上がって夕日が綺麗。

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春爛漫。木々や花々の息吹が、眩しいです。