先日、不思議な経験をしました。
私が訪問看護のお仕事で
担当させていただいていた患者さん。
患者さんは
数ヶ月前に施設に入所されたため
訪問終了(契約終了)していたのですが。
なぜだか、ここ数日、
患者さんのことが、ずっと頭から離れなくて。
胸騒ぎというのかな…
ものすごく気持ちが掻き立てられていました。
「久々にご家族に連絡して
ご様子を伺ってみようかな?」
「入所先の施設の知り合いに連絡して
近況を聞いてみようかな?」
でも…
もう訪問終了しているから、
それは仕事の範囲ではない。
プライベートに踏み入れすぎだからNG
すごくモヤモヤ苦しい気持ちでした…。
私が葛藤していたところに…
なんとなんと
ご家族から連絡が来たんです!
「〇〇は先日、逝去しました。
訪問看護で来ていただいて、
ありがたく、良い時間を共に過ごせたこと
感謝しています。」
と…お言葉をいただきました!!
私が感じていた胸騒ぎは
患者さんからのメッセージだったのかな。
「残された家族のことを頼んだよ!!」
「ありがとう、さようなら。」
って、
私に伝えたかったのかな?
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関わらせていただいている
全ての患者さんは、
私にとっては大切な存在です。
契約終了(訪問看護が終了)しても
ご家族から連絡をいただけることは、
本当にありがたいことです
どんな形であれ訪問終了となると
私も寂しいです。
毎週、訪問させていただいていると
「生活の一部」ですし
大きな意味で「ファミリー」です。
だから、
訪問が終わってしまった後に
大切な家族がお空に旅立ったとき…
「また繋がりたい」「また話を聞いてほしい」
と思ってもらえる存在でありたい。
そして、
いつでも繋がれる場所があるといいなと
心から思います。
医療者(介護者)だって、
患者さんとのお別れは哀しいです。
ケアラー(ケアする立場の人)にもグリーフは存在します。
命と向き合うということは
とても尊いことで、
覚悟もエネルギーも必要なこと。
だから
哀しい気持ちに蓋をする必要はないと思います。
哀しい気持ちは、
患者さんやご家族と精一杯に向き合って
頑張っている証拠
スタッフ間で気持ちを共有する場、
ご遺族や利用者さんご家族とも
気持ちを語りあえる場ができると良いなと
思います。
医療者(介護者)が共感疲労※で
バーンアウトしないためにも、
もっと医療者の間にも
グリーフケアが浸透して欲しいです!
いつか、
グリーフケアcafeつむぐでも
医療者を対象とした
わかちあいの会を開催したい…
あれこれ
やりたいことがたくさん
色々な夢を描いている今日この頃です
※共感疲労とは
他者が経験した困難な出来事やトラウマに共感することで、
自分が経験したことではなくても疲労を感じてしまうストレス反応。医療職、介護職、カウンセラーなど、ケアラー(対人支援職)に生じやすい。
また、TV.SNSなどで災害、事件などニュースに触れ、共感しつづけることで心理的疲労を生じることもある。
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9月、10月のご予約お待ちしております。
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