今日は施設入所のために

訪問終了した患者さんのご家族と

久しぶりにお話しする時間をいただきました照れ




というのは...

「不用になった介護用品がたくさんあるので

必要な方に繋いでいただけませんか?」

と連絡をいただいたのですスター




めちゃくちゃ偶然にも…

私の訪問スケジュールにキャンセルがでて、

空き時間が発生するというミラクル気づき


喜んで利用者さんのご自宅に

飛んでいきました!






患者さんご家族とは、

数年にわたる長いお付き合い。


ご家族みんなで協力しあい、

在宅療養をされていましたが...

たくさん悩んだ末に施設入所の決断をされました。





ご家族にとって、

在宅介護を終えたことはある意味では

「負担が軽くなった」といえますが。


今まで大切にしていたご家族との生活を失います。

大切な家族のケアを手放し、

誰かにお願いするということには

大きな罪悪感や不安を伴うこともあります。


ご家族にとっては

「あいまいな喪失」と言えるグリーフです。


そして

長いお付き合いの患者さんのお別れ(訪問終了)は

私にとってもグリーフです。


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久しぶりにご家族とお会いして

近況を聞かせていただいたり、

患者さんがお元気な頃のお話しを聞かせていただいたり。


「もっと自宅で過ごさせてあげたかった。」

「本人も帰りたそうな顔していて…辛い。」 

というお気持ち...など。


限られた時間でしたが

「あいまいなグリーフ」についても、

少しだけ話しあえる時間をもちました。



介護が終わったら

お世話になっていたデイサービスも

ケアマネも、訪問看護も、

全部がバッサリ切れてしまった。


もう、繋がれる場所がないから。

苦しい気持ち、話したい気持ちが湧き上がっても

どこで誰に話したらいいか...

寂しさが増しますね。



そんなことをおっしゃっていました。

これもグリーフですよね。




私も経験があるから悲しい

痛いくらいに、お気持ちが伝わってきました。


「訪問終了」や「退院」「お見取り」は医療者にとっては「ゴール」だけど...


患者さんにとっては

「大切な人がいない生活のスタート」

なんですよね。


医療者が患者さんと関わるときに、

そんな視点を持つことができたら。

もう少し違う気配りや接し方、言葉かけができるのではないか?

訪問看護にもグリーフケアの知識を広めたいし、

繋がりたい時に繋がっていられる場所を作りたい。


改めて、強く思いましたびっくりマーク






なかなか現状の介護保険制度や人員的な問題から

全ての方にグリーフケア訪問ができているか?

というとそうではない汗


グリーフケアという言葉すら知らない

スタッフだって

まだまだ存在するのが現実で。


疾患しか興味がない、効率優先!!という

スタッフも少なくない。

価値観、人間性を疑うような…

そんな場面もあるのが事実

とても悲しいです悲しい



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しかしながら、

自分ができることから、少しずつ。と思っています。


これから地域の在宅医療者向けにグリーフケアの研修会を開きたいし。

(ただいま準備中鉛筆

地域に「哀しみの居場所」を作りたい!



大切な人を喪った方も

ケアが終わった方(アフターケアラー)の抱えるグリーフも

医療者の抱えるグリーフも語れる場を。


なかなか話せない哀しみを、葛藤を、重荷を、

話すこと(離す、手放す)で、

ちょっとでも肩の荷をおろせる時間を

共にできたらと思っています看板持ち



ただいま、私の大切な仲間と共に準備中。

ちゃーこのチカラも借りたくて。

ちゃーこの日から活動していこうと思います飛び出すハート


準備ができたら…お知らせさせてくださいクローバー