さ
世話になってばかりだよ。
私の役目はなにもない。
家族がみんなやってくれるから。
寝て食べるだけだよ。
「世の中は順送りだから。」
「それが定めだよ。」
子ども頃、一緒に住んでいた祖母と叔母が
そう言ってたのを思い出したらね。
仕方ないんだと思えて、胸がスーッ楽になった。
世話してくれる家族や
こうやって来てくれるヘルパーさんや看護師さんに感謝しながらいればいいんだね。
９０歳すぎの患者さんがおっしゃってました。
歳を重ねていく中で
身体の不調が増えていき、
自分で出来ることが減っていく...
さまざまなな自分の役割を失っていく...
そんな喪失感（グリーフ）を抱えらっしゃるのが
痛いくらい伝わってきました。
順送り...
人生、歳を重ねながら、
それぞれの人生ステージにおいて、
世代に応じた役割を、順番に担っていく。
それが世の中の仕組み。
そのことを話される患者さんの表情は
どこかスッキリとされていて。
「今ある幸せ」に目を向けられる時間を
持てていることが伝わって
私は嬉しかったです。
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その一方で...
若くしてお空へ旅立った子を持つ
私としては。
頭では理解しつつも、
とっても苦しい気持ちになりました。
我が家は...順送り...できなかったね...。
ママがおばあちゃんになるまで一緒にいる。
って約束したよね？！
それなのにさ...先にいくなんて...
まじ、バカヤローだよ
