この週末は2日間続けてお出かけ。

私がグリーフを学んだ団体とは違う場所で

グリーフケアを体験…。

 

「心が響き合う」っていう感動を味わいました。

 

今まで私が学び、体験してきたグリーフケアは

「語り」をとても大切にするものでした。

 

この週末、私が経験したのは

「初めまして」の対面での挨拶から始まり、

同じ空間で、同じ空気をすい、語り合う、対面のわかち合いの会

 

そして、

非日常の空間で、一人になってグリーフに関する絵本を読んだり、

絵を見つめたり…

自分の感覚を研ぎ澄ませて自分と向き合う時間をもつこと。

 そんな空間...下町グリーフサポート響和国、

「グリーフケアライブラリーひこばえ」で時間を過ごしてきました。

 



 

どちらも私にとって初めての経験でしたが。

とても有意義な時間となりました。

 

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グリーフケアライブラリー「ひこばえ」は本郷由美子さんが

20年の構想をねって作り上げたものだそうです。

 

本郷由美子さんは…

大阪の池田小学校殺傷事件で犠牲になった、本郷優希ちゃんのお母さまです。

事件以来、たくさんの学びを深められ、多様なかなしみに寄り添う活動、

グリーフケア講演や研修、いのちの大切さを伝える講演や授業を行っておられます。


映画「グリーフケアの時代に」にも出演されています!!

 



 

「ひこばえ」にある殆どのものは、

大切な方を亡くされた方のご縁で、寄付で成り立っているそうです。


「ひこばえ」のかわいい女の子のお部屋…

たくさんの本、壁紙、カーペット、ソファー、絵もメッセージも…

引き寄せられるように、

全てのものが「集まってきた」のだそうです。

 



絵本が置かれている2階には、ぬいぐるみや赤いソファー、かわいい絵の壁紙..w

とても、とても、かわいらしい女の子のお部屋。

まるで、ちゃーこが私の隣にいるかのような

感覚になりました。

吸い込まれるように、いくつかの絵本を読み…

2時間はあっという間に過ぎました。

 

絵本タイムの後は

本郷さんとスタッフさんとお話をする時間を

もてました。

 


もうね…

本郷さんの目をみて、本郷さんの声を聞いて、

言葉を受け取る。

その全てが私の心に響くんです…

 

なんかわからないけど。

言いたいことが、言葉で出なくなって、

涙が溢れてきて…

何が言いたいのかわからなくなる。

弱くて脆くてダメな私になる…

 


でも、感じるんです!

ちゃーこと、本郷さんの娘さん優希ちゃんが

ニコニコ笑ってるのを…

本当に、二人の笑顔が浮かぶんです。

 

なに?この感覚??

 

って思って…

 

本郷さんは


「私達の心が響き合ってるね。」

「子どもたちが私達を引き寄せてくれましたよね。」とおっしゃってました...


そのとき、私、はっきりと感じました。


「心と心が響き合う」

「これが心で感じるグリーフケア」


大切なのは、言葉じゃない...

心と心の響き合いなんだ...


今まで頭では理解していたことを

心で体感することができた時間でした。

 

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本郷さんは語っています。

ライブラリーに名付けた「ひこばえ」は、

優希さんが理科の授業で習った言葉。


幹をスパッと切り落とされた切り株から、

新たに生える若芽を指す🌱

この場が少しでも”心の再生”を見いだすきっかけになればとの願いを込めたそうです。

 

 

そんな想いあふれる空間「ひこばえ」

たくさんの尊い命が、その空間には溢れていて、

その空間にいるだけで「心が響き合う」のだと思いました。

 

 

グリーフとは、多種多様で、一つ一つが大きな意味をもちます。

その哀しみとの付き合い方には

いろいろな方法があり、全てに必然のターニングポイントというものが

訪れるではないかと思いました。

 

 

つまり…

グリーフケアとは「自分の心が受けたいと思って出会うもの。」

誰かに押し付けられるものではありません。

 

だからこそ

「心が安心安全…心地いい」と感じることが何よりも大切!!

それがモーニング(哀しみの感情を心のフタを開けて、少しずつ開放できる状態)

に繋がっていきます。

 

「グリーフケア」と考えると堅苦しいイメージで

「特別なことをしなくちゃ!」という、

プレッシャーに繋がってしまうかもしれませんが。

(私がそうだった汗

 

でも、私は全てにタイミングがあると実感しています。

 

今できることを、出来る範囲で…

 

ブログで誰かと繋がる、気持ちを書き出す。

誰かのブログを読む。

好きなことに没頭する時間を持つ。etc...

 

安心で心地良いと感じる時間であれば、

それが、今、自分ができるグリーフケアなのだと思いました。

 

そして…いつか、もっと違う何かを…と思うときに。

必要なサポートと出会えればいいのです。

(状況によっては、誰かに背中を押してもらい専門家の介入が必要なこともあります。)

 

 

「ひこばえ」に行って、

本郷さんと心を共鳴しあいながら、

グリーフケアのあり方についてお話ができた

貴重な時間を持つことが出来ました。

 

私も微力ながら、誰かが必要なときに、

そっと寄り添えるように…

小さくても優しい灯りをともし続けられる人であり続けたいと、心に誓いました。

 

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グリーフケアライブラリー「ひこばえ」

東京都台東区清川「こども極楽堂」にあります。

 

必要な方に届きますように…

 

オンライン分かち合いの会

 

個人カウンセリング

 









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