お部屋の整理をしていて
中高時代の恩師の先生から頂いた本と
再会しました。
この中に...星野富弘さんの詩について
触れたページがありました。
有名な詩なのでご存じの方も多いかと思います。
<いのちより大切なもの>
命がいちばん大切だと思っていた頃
生きるのが 苦しかった。
命よりたいせつなものがあると知った時
生きているのが嬉しかった。
星野富弘
星野さんが、どのような想いでこのような言葉を発したのは
真相は述べられていないそうです。
体育の教師をされて、授業中の事故で身体の自由を失った星野さん…
口に筆を咥えて、詩や絵を書い続けていらっしゃったことは有名ですね。
どれほどの苦しい時間をこれまで過ごされてきたのだろうかと思います。
そんな状況の中で、
「生きているのが嬉しい」という心境に達するには
どれほどの葛藤を抱え、気付きを得てきたのでしょうか。
その平坦ではなく、凸凹だらけだったであろう道のりを思うと
胸が苦しくなりますが…
ありのままのご自分を受け入れ、ご自分が持ち得る機能を存分に活かして
そこから生まれる言葉や絵からたくさんの勇気をもらいます。
「生きているのが嬉しい」
誰もがそうに思える日が訪れますように
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