救急病院で脳腫瘍が見つかってから、入院準備のために帰宅させてもらっていました
ばぁばのお家の柴犬マックとバイバイして、
お兄ちゃんともバイバイして。
大学病院へむかいました
私も仕事柄、こんな時間に入院こられたら
迷惑ってのは分かっていたけれど…
日勤と夜勤の交代時間になってしまいました
ちゃーこは、救急外来で待っている間
「ママとバイバイいやだ。。。」
って言ってみたり、
「ちゃーちゃん、ばんがるね!」
って言ったり。
「いつお家帰れる?」って言ってみたり
ちゃーこの不安が伝わってきて、
すごく胸が痛かったです。
でも、本当に頑張っていました
泣かないように頑張っているのが痛いくらい
伝わってきました。
救急外来は混んでいて、
しばらく待たされてしまいました。
名前を呼ばれて、入室したら。
私と同じくらいの年齢?の脳外科の先生でした。
「脳外科の学会期間のため、偉い先生方は今週中は不在で。
自分と上司の2人が留守番です。」って話しながら自己紹介してくれました。
(そんなことどうでもいいのに。。。)
ざっと診察してくれたあと、
「こちらの病院でも足りない採血データーをとらせて欲しいのと、もう少し詳しい造影CTをとらせてください。」
「小児なので血管が細いから、なんども挿し直すのはかわいそうだから。鼠径から採血でいいですか?」
なんて、トンデモナイこと言い出した
「え??へモラール(鼠径)ですか??」
と思わず、口から飛び出しそうになりましたが。。。
小児科Drじゃないから、子供の採血が難しいのはしかたないけど。。。
ちゃーこの血管も見ないで、
最初から鼠径から採血なんて
と思いましたが。
ガマンしました....www
なんども刺されたらかわいそうだなって。
って思いなおして
でも、普通の採血よりも痛くてかわいそうだから、私もそばにいてあげたかった
「わかりましたお願いします。私もそばにいていいですか?」
って言ったら。
「お母さん、もしかして医療者ですか?」
って、言い当てられて、ドキッとしました
なんで分かったんだ??
どこかで一緒に働いてたかなぁ?
と思いながら。
「はい、看護師です」
と素直に答えました
先生やりにくいだろうなぁと思ったから、
正体は言いたくなかったけど...
案の定、一回で取れましたか💉
鼠径からの採血は痛そうでかわいそうでした
しっかり止血したけど、すごいアザになりました
こども医療センターに転院した時
えっ??ここから採血?って驚かれて。
「ですよね!ひどいですよね。。。」って
溜まった私の愚痴をぶちまけてきました。
こども医療なら、
苦痛を最小限に抑えてくれて、末梢の点滴針から採血してくれるのに
なんとか採血&ヘパロックにルートつないでもらって。
造影CTもすませてきました。
ちゃーこは、とても頑張って、お利口さんに処置をうけてきました
結果。。。
やはり、水頭症があります。
その原因は左の視床にある固まりです。
腫瘍にも見えるし水の溜まりにもみえます。
もしかしたら、膿瘍かもしれないですね。
採血データーでは炎症反応が高くないから、
その可能性は低いかもしれないですが。
MRIをとらないと、なんとも言えません。
明日になってMRIの予約をいれて、
早いうちに調べましょう。
ひとまず、今日はグリセオールという
脳のむくみを取る点滴をして様子を見ましょう。
ということで、救急外来から小児科病棟へあがることになりました。
付き添いしたいと希望をいったけど、小児科は付き添いできないってこと言われました
もう夜8時は過ぎていて、ちゃーこは眠そうで
ストレッチャーで移動しているあいだに、
いつのまにか眠ってしまいました。
ついた小児科病棟のお部屋はHCUの重症部屋
呼吸器が付いている子ばかりで。。。
ちゃーこ、目を覚ましたら怖がるだろうな。
同じくらいの年齢のお友達がいればよかったのにな。。。
本当に本当にかわいそうでした
付き添ってあげたかった
ちゃーこが大好きなぬいぐるとか、毛布をベットにおいて並べてきてあげて
後ろ髪引かれる思いで帰宅してきました
先生が言うように、膿瘍だったらいいな。
でも、膿瘍が脳全体に広がったら、
脳症とか髄膜炎になって、重い障害が残ってしまうのか?
手術で取り除けないなら、抗がん剤できれいになおるのか?
手術で髪の毛をすべてそってしまうのかな?
ちゃーこになんて説明しよう
もう不安で不安で。。。
早くちゃーこを抱きしめたい一心でした
夜、ちゃーこのいないベッドは寂しくて...
眠るお兄ちゃんをみながら涙が溢れてきました