リーダーは全ての事柄に意思決定しようとしない こんにちは。 売上を上げるための ビジネスチームビルディングファシリテーター、 Diceです。(プロフィールはコチラです) 会社の規模が小さければ小さいほど、 社長が現場の細かな決定作業に追われる、 というのが中小零細企業あるあるでは ないでしょうか。 ただ、組織規模がある程度成長してきたら、 さすがに社長がそれをやっていては、 会社の成長が鈍化してしまいます。 理由としては、組織は日々、 多くの決定をしているからです。 だからこそ、社長は組織規模が大きくなったら、 意思決定を自ら下すよりも、組織の意思決定を 形成する方向に舵を切る必要があります。 なんだか偉そうな言い方をしてしまいましたが、 要するに社長が決定を下す項目を絞って、 社長自らが決定すると決めたもの以外は 現場が意思決定できるように環境を 整えてみてはどうでしょうか?というのが 今日のブログです。 組織規模が10人程度であれば社長が 意思決定していてもいいと思いますが、 20人を超えてくるころになると、 お商売を手厚くしていかなければならないので、 あれこれと全部を意思決定していると、 戦略を考える時間取れなくなったりしますよね。 なので社長自身が、 「◯人を超えたら社長自らが意思決定する項目を絞り込む、」 といったように決めておくといいかも知れません。 では、どのように決めていけばいいか?ですが、 下図のように決定するカテゴリと、 その決定を下す組織レベルを表にして、 自分が意思決定に関わるのはどの部分か?に 印を入れていくといいかと思います。 印を入れたところは 社長自らが意思決定に関わる、 ということにして、 後はどのくらい関わるのか? つまり、頻度やタイミング、強度などを決めて、 それ以外は経営幹部に意思決定してもらいます。 こうすることで社長自らが直接意思決定する分野と、 そうでない分野が明確になりますよね。 社長の役割は会社が永続的に儲かるように お仕事を取ってくることですし、 そのためにはその時間が必要になります。 自分が常に意思決定していたい! という社長の気持ちは共感しますが、 それをずっとやっていると会社は 成長しません。 そしてもう1つ。 経営幹部も含めたメンバーも 成長できません。 常に社長の顔色を伺いながら 仕事をすることになるので、 大胆なチャレンジもしなくなります。 リーダーだからこそ、 自らが全ての事柄に対して 意思決定をしないように心がけることで、 組織がチームへと成長する機会を 与えることになるんです。 本日も読んでくださり、 ありがとうございました。